姫路駅前。朝の街頭演説。9月議会の議案内容等について話す。


生憎の雨。時折強く降る。残念ながら今日このあと行く予定だった県立姫路東高校の体育大会は順延ですね!






ホテルモントレ姫路の建設現場には姫路城の大修理のときに使ったというシートが掛けられていました。同じ鹿島建設が施工しているんですね。

その後、事務所を基点に諸活動。昼頃には雨が止む。

夕刻、姫路キャッスルHで開催の播磨政経懇話会。


講師は井戸敏三兵庫県知事。原稿なしで1時間話すという。



知事講演内容まとめ(文責:竹内)
現在の兵庫県財政の状況は、円高の影響や中国経済の落ち込みにより輸入に掛かる(地方)消費税(貨物割)の落ち込みが見込まれ、これは円高で120円が100円になったので税収が2割減る。税収全体も28年度の当初予算を割る可能性がある。今年度は臨時財政対策債(将来、元利償還金が国から地方交付税として交付されることが約束された県債[借金])の発行枠も減らされており、県の財源不足が懸念される。

国は地方一般財源の総額を平成30年度まで27年度と同額と定めている(一方、社会保障費の自然増があるので、他の予算を抑えざるを得なくなる)。(そんな厳しい中でも)、税収が少なくなるんだったら歳出を減らせと民間ならなるのだろうが、(国の補助事業[公共事業]を減らしても県財政はさほどよくならないので)、(県が財源を負担する)県単独事業を減らせということになるが、(既にかなり削減しており)これは中々厳しい。

現在、行革(新行革プラン)の総点検を実施しており、内部で議論しているが、例えば(県単独事業である)乳幼児医療を減らすということになると特に子育て支援や乳幼児医療費の無料化などに取り組んでいる市町からはクーデターが起きるかも知れない(笑)。歳出の見直しは難しい…。

国は今年度28兆円の補正予算を組むというが事業費をきちんと計算すると(財源が)足りない。どうやら29年度の当初予算を一部織り込んでいるようだ。その上で29年度の地方財政計画を仮試算すると、かなり絞っていた臨時財政対策債を増やさざるを得ないだろう。とはいえ9000億円程度ならうち3000億円は償還財源なので(あまり増えない可能性もある)。大変厳しい。いずれにしろ11月には行革の見直し案を企画部会案として出す。

なぜ兵庫県財政は悪いのか。それは21年前の阪神淡路大震災があったから。今でも4800億円の復興等の県債残高があり、毎年元利を含めて600億円程度を償還している。

とはいえ、県内の有効求人倍率などは私が県知事選挙に出た15年前と比べると高い。不景気とは言えない。

最後に、司会者から「来年7月に任期を迎え、任期はあと10ヶ月」という話もあったが、私の立場では『任期を全うする』としか言えない。その先については慎重に考えて(結論を出す)。ただ、私も71歳ですから(会場から「まだ若いとの声」あり)。まずは地域創生戦略に全力で取り組みたいと。

と最後に来年の知事選についてははぐらかしておられました(笑)。

結論としては、現行革の終了予定年度は平成30年度までですが、財源不足となる可能性が出てきたので、他の財源措置を追加して収支均衡の達成年度を遅らせる、他の県単独事業の削減が難しいことから人件費カットをもう少し継続させてほしいということでしょうか。議会の行革特別委員会で説明のあった行革延長の説明と矛盾しませんがどうでしょうか。

上記まとめは、意訳し、追加説明を加えたもので、会場では最後の知事選の下りでようやく参加者の反応が出たような政治関係者向きの話でした。私は行革委員ではありませんが、知事の見立てがよく分かって参考になりました。

その後、会員200名突破謝恩パーティー。現支局長になって会員数が飛躍的に伸びた。ということで会費は無料。


挨拶する神戸新聞社の福士社長。話が上手い。


地元代表の石見市長の乾杯のご発声。


姫路お城の女王の挨拶も。


上機嫌の井戸知事と少し話す。


中締めの挨拶は谷口相生市長。いつも私を見つけると色々話し掛けて下さるのだが、連続4回無投票当選という凄い人だ。

散会後、姫路青年会議所の過年度同窓会に遅れて出席。懐かしい面々と懇談。

その後、更に市議会や報道関係者と意見交換会など。色々勉強になる。目が覚めた。