午前中、お世話になっている団体の会合3箇所をはしご。それぞれ来賓挨拶。午後は市立太市公民館で開催の太市創生会議パネルディスカッション『太市のまちづくり』〜大きな田舎の小さな町づくり〜にM代議士らと出席。挨拶。


まず兵庫県立大学環境人間学部の杉山准教授による「地域住民を主体としたまちづくり」という基調講演。











その後、地域の自治会長さんやお住まいの識者によるパネルディスカッション。









会場からの意見も。


梅元連合自治会長さんが最後のまとめを行いました。



人口減少、特に子どもの数の減少で現在の全校生徒数が84名となった太市小学校の存続問題が多く取り上げられました。小学校は単に子どもの学び舎というものではなく、地域コミュニティ維持のためにも重要な存在です。地域コミュニティの存続に向けて市街化調整区域でも住宅や店舗が建築できる地区計画などの制度利用や姫新線太市駅の更なる活用などの課題が提起されました。

来春には6年生22名が卒業し、新1年生は6名しか入学してこないそうです。上下学年あわせて14人以下となると複式学級となります。複式学級となると、同一市内の都市部へ転居する人が新たに出てくることは過疎化で小学校を大きく統合した豊岡市の事例で学びました(我が子に一定規模以上の集団の中で教育を受けさせたいと考える親が多いため、実家などで祖父母と同居していても新しくアパートまで借りるという事例)。

人口減少は現在の出生率1.4程度では今後もとめどなく続きます。旧姫路市内でも複式学級の導入事例が増えて、近いうちに学校の統合問題が提起されることになるだろうと思います。

全国的な少子化が数十年も続き、今後も解消の目処が立たない一方で、保育所の待機児童問題がメディアで大きく取り上げられる日本。これで出生率が大きく上がるはずがありません。この負のスパイラルを何とか解消しないといけないと思いますが、政治の世界の中でもかなり温度差があります。こうした問題に早期に気付いて対応しようとしている太市地区。なんとか頑張ってほしいと思います。


昼食は宮田のだるま家でとんかつ。