書写の兵庫県立大学姫路工学キャンパス(旧姫路工業大学)。工学部・理学部・環境人間学部の新1年生を対象とした「地域で働く」という講義(2単位)を担当。時間は午前9時から10時半までの一限目。

地域で働くをメイン議題に「政治家とは何か」「政治家は一体何をしているのか」というサブタイトルを設定。


講義室入口前で待機。準備は念入りに行なっていたつもりですが、やはり入る前は緊張しました。担当の総合教育機構の大内幹雄教授からも最初は緊張していましたねと言われましたがその通りです。

恐らく政治家と直接初めて話をするであろう18、19歳を中心とした若い学生さんが対象であること、現役の政治家が同講義を担当するのも初めてということで政治家のイメージを更に悪くするということがあってはならないというプレッシャー、また、出席学生から私宛に即日リポートの提出があるということで、つまらなかったとか書かれたらどうしようという懸念もありました(笑)。

出席者59名から提出された興味深いリポートは抜粋して下にアップしますが、正直な記述が多くて驚きましたし、担当して良かったということをリポートを見て改めて思いました。


大内教授から紹介して頂く


マイクを持つと緊張はなくなりました。


部屋中を動き回るのが私のスタイルです。




なぜか変な顔してますね。覚えていません(笑)。


講義後、質問のある人は!


社会人の場合、大体質問はないんですが、二人の学生さんから質問を受けました。熱心ですね。


講義終了後、リポートが学部ごとに提出される。


リポート原紙。多くの生徒がかなりびっしり書いてくれていました。すぐに全部に目を通しましたが、ショッキングな内容、正直な思いなど驚きの連続でした。県立大学の予算や授業料の負担率などについても予想外に大きな反響があることもわかりました。この点については県議会事務局調査課のK班長にも調査協力を頂きました。下記は約20名のものを大まかな区分で内容ごとに再構成したものです。

※ちなみに成績をつけるのは、私ではなく大内先生です。








この年齢層で既に政治家のイメージがすこぶる悪いことが今回よくわかります。これではこの世界に入ろうと思わないでしょうし、投票率も上がらないでしょう。この流れを断ち切らないと悪循環のスパイラルは止まらないと改めて気付かされました。

今回の講義のご指名を頂いた理由は昨春が町田のあるお店で教授が私の姿を見掛けたことと他の学校で多少の経験があることをブログに書いていること、友人のMさんが以前教授と一緒に仕事をしていたという御縁の合わせ技です。また、担当職員のTさんには打合せ場所を新在家と間違えたり、今日もぎりぎりの到着でご心配をお掛けしました。

政治家が目指される職業にならないと質の向上はあり得ないという考えが私の約20年この世界にいることの結論です。こういった若者に考えを伝えられる場は極めて重要だと考えています。お声掛け頂いた時に、講師謝金の予算がないとわざわざ説明されましたが、こんな機会を頂けることは逆に感謝しかありません。改めて今回のお話をいただいたことに深く感謝し、ご報告とさせて頂きます。




終了後、旧姫路工業大学の同窓会の皆さんの寄附等で建設された山帰来のレストランで昼食。ここぞの時のカツカレーを選びました。

今日は夜の会合はなく、子どもたちの保育園の連絡帳に久方振りに目を通す。フムフム。一緒にお風呂に入りたいというのでこれもまた相当久し振りに子どもたちと入る。先日広島県のイクメン先進事例を視察したが、恥ずかしい限りだ。