朝のテレビで東京・JR山手線に導入された新型車両にトラブルで1日3回も問題が発生したというニュース。日本製の列車では珍しいこと。残念。私は、12月定例県議会の招集日。最速かつ未だ一度も渋滞したことがないという鉄板ルートで神戸の県庁。時間にルーズなぎりぎり男の私でも公務の遅刻がないのはこのルートがあるから。

到着後、議員団総会。4月の選挙で引退、落選した議員が現職のままその後2ヶ月を過ごし、当選した新人が無給の2ヶ月を経験するという「選挙期日と議員任期のあり方検討会」についての対応協議。これまで20年まとまらなかった問題。まず震災特例から4年後の平成11年の選挙が肝心だったと思う。任期を伸ばした多くの関係者がいたから。とはいえ唇寒し。いま当時の関係者がほとんどいなくなり、逆に無給の2ヶ月を経験している議員が大半となっている。

対策は、①議会の自主解散、②任期を3年10ヶ月にする特例法制定、③現行の公職選挙法通りに6月選挙とするの3パターンが検討されている。実はこれまでは、通常の公職選挙法の規定に基づけば6月選挙だった。それを議会の意向を確認した上で県選管が統一地方選挙において執行することができるよう総務大臣あて要望を行い、特別に統一地方選に入れもらってきた(下記リンク参照)。今回は投票率3割台の選挙となった。残念だが、もはや統一云々のレベルではなく、成り手不足や義務化を検討しなければならないレベルだ。議論百出のようだが、「分権の時代に議員立法での特例法で対応するとなれば国会議員に委ねるということになりかねない。いかがなものか」というK県議の意見には別の観点からも賛成だ。

県選管の過去の要望文書など


その後、本会議。知事の提案理由説明。殆ど諸報告(笑)。

平成27年第329回定例会 知事提案説明

懸案の青野運動公苑信託事業について、残債務について議会の議決を経て、信託銀行2行にその負担について調停を申し立てていたが不調となることが明らかに。県負担がさらに8億円拡大したことになる。過去の運営赤字分が全額県負担となっていたため、法理的には、信託銀行が負担することが難しいのは想定の通り。知事も上記でも多額の県民負担となったとして不明を詫びている。とはいえ、20年前の為政者の責任だろう。もちろん義付けした議会も含めてだ。トータル113億円。新たな民間運営という施策も決定しているが、当初の条件では応募者がなく、再募集の想定通りでは実質的な金利分負担も難しい状態。今後の損失が出る可能性のある事業着手について、他山の石とするだけでは授業料は高すぎる。

昼食は帝武陣の出前弁当。