神戸。県議会健康福祉常任委員会。まず9時半から年間を通して設定した特定テーマについて医務、介護保険、高齢福祉、健康増進の4課長から説明を受け、質疑。

その後、同閉会中調査。医務課、疾病対策課の所管分野。WHO神戸センターの誘致経緯、契約内容、財政負担等について質問。県、神戸市、民間で年間4億円を超える負担をしている。一方、受益者が兵庫県民や神戸市民と明確に言えるものはほぼない。つまり、県費や市費で負担すべきではなく、やるとすれば国費だろう。とはいえ誘致の経緯から国が負担することはない。契約更新時に然るべき対応をとるのが筋だ。

正直、健康福祉常任委員会所属は2度目だが、全く知らなかった。一般県民が知る由もない。今回議会が注目することとなった端緒もわかった。余裕ある自治体ならともかく給与カットまでしている自治体が取り組むべき内容ではないと関係者は見ている。私より厳しい意見が珍しく他会派から続いて出ていた。いずれにしろ、これは委員会レベルではなく本会議で取り上げる政治的判断の必要な問題だと思う。

終了後、私の政調会長辞職願が受理され、後任に神戸市垂水区選出のK県議が就任されることに。控室の席も変更。合わせて私は議運委員等も辞任。大変ご迷惑をお掛けしている。



その後、兵庫県競馬組合のある尼崎市の園田競馬場(県競馬組合は県のほか尼崎市、姫路市で運営。姫路競馬場は船場川調節池造成工事のためお休み中)。


説明、答弁する松谷事務局長。左は姫路市の黒川副市長

県議会選出の競馬組合議員として、現地調査並びに27年度の現在までの経営状況の調査。競馬組合は平成22年度に約5億円の大赤字が出て、5年間の存続見極め期間に入っていたが、JRAや楽天競馬、ソフトバンク系の在宅投票システムの導入、心斎橋などの場外馬券売場の拡大などで25年度に約5億円の黒字、26年度は約8億円の見込み。更に27年度はこの調子で行くと26年度を超える約10億円程度の黒字が見込めそう。在宅投票増によるV字回復と言えるだろう。データ等は下記参照。
















園田競馬場には有名な30歳(人間では100歳くらい)のマコーリーという誘導馬がいるとのこと。
園田競馬場の「じいちゃん」引退 “日本最高齢”の誘導馬(2015.10.16産経新聞)






スーツのボタンに興味を示したマコーリーくん。お腹を軽く噛んでくれました(笑)。


今日はイベントもあり柔道の小川直也さんも来てました。終わったあとナイター競馬も見ました。







ナイター競馬ということで仕事帰りの人や女性やカップルの姿も。


存廃が一転V字回復。経営努力を多としたいですね。黒字のインセンティブとして現場に還元するよう要望もしておきました。耐震化工事と老朽化施設の整備も可能になります。