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少しおどろおどろしい表現だが、偵察出願と言われているのは、公立高校入試における志望校発表後の出願変更を視野にした仮の出願のこと。中学校や塾の一部現場で使われている隠語だ。詳しくは神戸新聞の下記リンク参照。

チェック公立高入試 倍率見て志願変更“偵察出願”可能のまま 兵庫県教委、要綱決定2015/9/4

記事では一部議員と言われているが、入試制度やこの仕組みを知っている議員が一部しかいないことと学校数が少なく、競争があまりない地域でも話題にのぼらないらしい。

西播では塾経営者や中学校現場でも懸念の声が上がっており、直接『穴を塞ぐべき』という声は私にも届けられた。先月の政務調査会でも指摘したが、来年入試はこの偵察出願が可能になった。中学校現場が偵察出願をやめるよう指導できるかどうか。できる時代ならこれほど言わなくても良い。そうじゃないから言っている。

『勿憚改』。

普通科の出願変更は認めないを前提としているのに、テクニックを使って行くつもりもない単独選抜校に仮に出願しておく。職業科等の学校に失礼だろう。

仮に定員割れしたところに無試験のような格好で入って(定員割れをしている場合、点数にかかわらず合格が原則)意味があるのかという声もあろう。そんなことより、大人はテクニックを使える穴を塞いでおけというのが私の主張だ。15歳から変なテクニックに手を染めさせる教育、制度は良くないと言っているのだ。