昨日、市内車崎で女子中学生が刺された殺人未遂事件で加古川市内に住む容疑者が逮捕された。近隣の小中学校では事件後、集団登校で対応し、通学路を捜査員が警戒するなどして対応していた。ようやく安心できる。

しかし、調べてみるとこの容疑者は2009年9月にも、網干区で遊んでいた小学1年生の女子児童(6歳)の腹を素手で殴り、肝臓から出血させるなどの重傷を負わせ、後に逮捕されている。逮捕された際に「10人ぐらい子どもを殴った」などと供述したという(2009年12月7日 読売新聞)。再犯問題は警察をはじめ議会でも取り上げられているが、こうした再犯はどのように防げばいいのか。対策をとらなければまた繰り返されるということになりかねない。難しい問題であることは承知しているが、議会でも取り上げたい。

姫路キャッスルH。播磨政経懇話会の例会。半年ほど出席していなかったが久方振りに出席。I姫路市長の講演。司会の神戸新聞社のM支局長によると選挙戦で勝利した新市長がここで講演すると決まっていたという。




(講演)京大で都市計画を学んだ恩師から学んだのは、都市計画を行えば、8割の人が便利になるといって賛成しても、残る2割は反対するということ。4回も選挙をしてまちづくりをするともっと反対派が増えてもおかしくなかったが、今回の選挙結果は思ったより反対派が少なかった。

イベントゾーン6.6haの今後については、いま全国でマイスが流行っている。※マイス(MICE)とは、Meeting(会議・研修・セミナー)、Incentive tour(報奨・招待旅行), Convention またはConference(大会・学会・国際会議), Exhibition(展示会)の頭文字をとった造語(JTBHPより)。老朽化している文化センターの代替施設機能としてのホール施設をまず考えている。市のパルナソスホール並みの音響効果もほしい。また、周辺は植物園の借地を返す方法もあるなと。

イベントゾーンの残り、県立姫路循環器病センターの移転候補地ともなっている教育・医療関連施設との面積の配分についても市議会の意見も聞きながら今後変えることはやぶさかではない。ただし、県の想定している新病院の700床という規模は巨大で、日赤、マリア、医療センターなどの他の中規模病院がガタガタになる可能性がある。ソフトランディングが必要。地域医療や病院のあり方を考えるため、姫路市医師会、民間病院、大学などの有識者に集まってもらって昨日初会合をもった。そこで議論していきたい。(獨協医大や姫路獨協大学を運営する)獨協学園には姫路は医者が少ないので(医学の)学位を与えることのできる機構を併設してほしいとお願いしている。

姫路には、外国人観光客が物凄く増えている。JRさんには姫路駅にのぞみを1時間に2本停めてくれと何度も陳情しているがなかなか実現しない。停めないんだったら空港議論も始めなアカンかなと(笑)。広峰の計画ははつぶれたが、大塩沖、網干沖、男鹿島もある…。

先日の姫路城プロジェクションマッピングについては、市の来城予想が当初4千人に対して実際には5万人も来た。コストもそんなにかからず大勢の人が来てくれた。一方、警察が車道を急遽通行止めにして人を誘導するなど雑踏事故を回避した。警察から厳しい指導をもらった。既に秋にも予定しているが、対策を考えなければならない。

(まとめ・文責:竹内) 新聞記者、テレビ局員らのほか、近隣首長らも公務で出席している非オフレコ講演です。念のため。

終了後、北条の中播磨県民センター。H姫路土木事務所長と打合せ。更にセンター内をうろうろ。



その後、姫路青年会議所現役メンバーと合流し、市之郷の県立ものづくり大学校。夏に予定している青少年向けのものづくり体験イベントと伝統工芸展示についてO大学校長らに協力要請。私もOBなので側面支援しかできないが、成功すれば嬉しい。