姫路市長、市議選3日目。初の好天。今日は太子町議選の告示日。投票日はいずれも同じ26日だが、選挙運動期間が、違うため告示日がずれる。

ちなみに運動期間は、参院・知事は17日、衆院は12日、県議、政令市長・市議は9日、一般市長・市議は7日、町村長・町村議は5日。

今日も多くの方と話をしたが、姫路市長選について、またその投票率に言及する人も多い。同じ話の内容をする人も多い。選挙で注目する点は皆似ているのかも知れない。

今回の市長選挙。政策や実績といったものは当然として、俯瞰して個人的に注目しているのは選挙にかける費用だ。私も約20年、選挙に関わってきたが、事前の政治活動を含めて一般市長選挙におけるオモテの費用としては私の体感で過去最高を明らかに更新するものだからだ。

選挙に必要なものとして「地盤・看板(肩書き・経歴)・カバン(お金)」と言われる。このうち候補者によって大きく差が出てしまうのがカバンだ(そのため公職選挙法で選挙費用の上限が決められているが、選挙運動とは別の政治活動には上限はない)。

日本では政治にお金をかけるなという世論の流れがあり、地方政治ではこの間、議員年金の廃止、報酬、活動費の削減など特に顕著になってきた。近年は給与カットを公約に掲げる候補も多い。

一方、今回の選挙。私は政治に一定のお金がかかること体感、理解してきた。だから自らも政治活動に自己資金を投じるし、政治献金もありがたく頂戴している。

しかし、今回の年間はおろか在任給与でもまかないきれないような多額のコストを想像するとき、有権者を買うような違法なものではないとはいえ、選挙とカバンの関係に改めて思いを致さざるをえない。

有権者の側からの視点ではなく、選挙当事者の意見に過ぎない話だが敢えて記したい。さて結果はどうなるだろう。