神戸の県庁。企画県民部の予算審査。私は初日の財政状況でこの部局のことも含めて60分質問しているため割当時間はなし。

思うところがあるので記すが、昨日の神戸新聞の兵庫県議会の政務活動費特集の識者インタビューに元鳥取県知事の片山慶応大教授が登場していた。『議員の本分は議案の点検』という見出し。日本の地方議会についてまさに的確な指摘だと思う。

しかし、なぜそうなっていないのか。議案に目を通す人自体が極少数という現実がなぜ生まれるのか。決算書を見ても何のことかわからない、そのままゴミ箱にポイという比率が何故より高くなってきているのか。選挙で選ぶ視点にそうした要素がほとんど含まれないから選ばれる側もそうなる。結論だ。

誰が点検しているかを伝えようとする第三者も、人員不足などを理由にこうした点から着実に離れていっている。残念ながら最低限の知識がないと話を聞いても何のことかわからないだろう。分からないのにそれを聞こうとする姿勢もここにはない。

全て有権者の皆さんの選択の結果。党の名前だけで投票して大変なことになってから半年。やはり何も変わっていない。

諦めたら終わりと思って頑張りたいが、今日は流石に愚痴をこぼさずにはいられない。