県議会文教常任委員会の管内調査2日目。まず県立出石高校。


明治40年開設(当時は出石町立女子技芸学校)で今年107年目を迎えるという。


当高OBという石野校長先生のご挨拶




卒業生の進路状況


文理探究類型と地域オープン講座についての調査。文理探究類型とは文理の枠にとらわれず学校で特定のテーマを設定し、学習する取り組み。


自然環境をテーマにした今年7月の取り組み。

地域オープン講座とは地域住民も参加できる講座の開設。イベントなどでは当校の生徒が出席しなければ成り立たないものもあるという。

私からは来年入試から始まる通学区域の見直しについての質問も。中学校との連携制度が続いてきた但馬地域にとっては制度導入検討当初から反対の声が意見書として県に届いていた。勉強の出来る生徒が地域から流出する可能性があるという危機がある。職員が魅力ある学校にしていこうと結束して頑張るとの決意表明も。


通学方法で自転車が多いことから県で検討している自転車保険加入状況の質問も。1~2割程度ではないかとの話だった。


毎日放送の番組ちちんぷいぷいの「たむらけんじの学校に行こッ!」で当校が放映されたことの紹介もあった。実は当ブログでも月曜放映の香寺高校を紹介したが、当ブログへのアクセス数も増加した。やはりテレビの影響は大きい。

その後、陶芸館の見学。この地域は出石焼で有名。




陶芸部1年生の作品。この後、釉薬をかけて焼きます。大きいので割れないか心配とのことでした。


本格的な窯も

その後、今年8月に県文化財として指定された出石永楽館。近畿最古の芝居小屋である。近年片岡愛之助さんの歌舞伎公演でも有名になっている。今年も愛之助さんの公演は完売だったという。




県教委の村上参事、豊岡市の小寺主幹らから永楽館の成り立ちや再建等について説明を受ける。舞台背景の2階部分に見えるのは楽屋。


昭和30年当時の広告看板(再現)

旧出石町が豊岡市と合併する際に合併特例債などの財源を活用して、老朽化閉館していた永楽館を工事。総工費は三億円。豊岡市の第三セクター出石まちづくり公社が運営。市民株主も出資している。子ども歌舞伎などの興行も行っているが、満席になるような人気がある公演を企画しても定員が300名のため黒字化は難しいという。市民の理解を得て運営しているそうだ。


花道を歩く


楽屋には芸人さんの落書きも


舞台下「奈落」


奈落にて回り舞台の説明も

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