猪名川町にある県立こやの里特別支援学校分教室(知的障害児者対象)。県立猪名川高校の空き教室を利用する形で今年度開設された高等部の分教室である。障害のある児童生徒が普通学級の児童生徒とともに学ぶというインクルーシブ教育の調査。


県立猪名川高校本館を通って


こやの里特別支援学校分教室へ


こやの里特別支援学校(本校)の田村校長の挨拶並びに学校概要の説明。


配布資料


テレビモニターを使った説明


分教室の特徴。自力通学、昼食持参、エレベーターなしという本校との条件の違いをはじめ、身の回りのことや集団生活での移動が自分の判断でできることという入学条件とするなど軽度の知的障害の生徒に対応したカリキュラムとなっている。


生徒は定員16名のところ10名。充足が課題と認識しているという。川西市5、猪名川町2、伊丹市1、西宮市1、宝塚市1名。宝塚の1名は片道1時間半をかけて通学している。本校にスクールバスで通えば30分程度で通えるにもかかわらず、分校のカリキュラムや方針を希望してのものという。


時間割


猪名川高校の福祉交流委員会との交流風景

猪名川高校の体育祭への参加。猪名川高校の生徒数が約500名、高等部分教室の生徒が10名しかいないということで開催前は心配した部分もあったが、高等部の代表生徒が全体の前で立派に挨拶するなど物おじすることなく参加できたという。


猪名川高校との化学の授業の共同学習。凝固点を下げてアイスクリームをつくる実験。

本分教室は卒業後の就労を考えたものであるため、接客練習や電話対応などの実習もある。県立猪名川高校自体、分教室ができる3年前からこやの里特別支援学校本校との交流を行ってきた実績もある。

その後、校舎見学。


生徒数が10人のため通常なら2クラスとなるが、1クラスで運用している。


絵画作品


職員室


珍しいタイプの耐震化補強

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