野々村県議による政務活動費(政務調査費)の不正使用疑惑について、議員辞職が許可された。と同時に県警に刑事告訴された。それに至った議会事務局(議長の補助機関)による本人の事情聴取の内容が記されている。真実性の証明も全くなく、自己正当化だけを主張するとんでもない話。埒が明かないというのが結論だったと会派の代表者には報告があったという。

最初からそういった人物。また、テレビカメラの前でやりとりを公表すべきという声もある。よく理解できる。しかし、個人的にはもうテレビの前に出てほしくない。選挙に当選していなければ放送されないような奇行を再び世間に出さしめ、世界にまで発信することは、兵庫県民の皆さんだけでなく、日本にとっても結果としてデメリットが多い。人権意識のある欧米の海外メディアも通常なら放送しないものだと思っている。そこは公人だからという理由もあり、どちらを優先するかはよくわからないが、3年前から常人ならざる行動を垣間見てきた中で、大変申し上げにくいが、テレビで見世物のように放送することは厳しいと言わざるを得ない。つまり、今回の議長の指示による事務局の非公開での聴取は他に手段がなくやむを得ないと言わざるを得ない。

他の議員も切手購入費などの費用が問題視されている。オンブズマンに属する別の議員がずっと取り上げてきた問題で、解決策としては、切手を使わず、全て料金別納郵便にすれば発送する通数は証明されるだろう。但し、中身が何だったかを全て証明する手段は、発送作業をビデオ撮りし、そのまま差し出しまで持っていくくらいしか考えられない。いずれにしろ、兵庫県議会そのものに不信の目が向けられている。兵庫県政史上の最低の汚点となった。先日全国都道府県議若手議員の会勉強会で高校生が最もなりたくない職業が政治家だったという調査結果を聞いた。こんな話もでるような世界。私自身も必ずこの話が出るのでずっと対応してきた。怒っている人もいるし、馬鹿にしている人、楽しんでいる人、いろいろである。面倒向かって私にお前も一緒だろとは言う人はいなかったが、そう思っている人が世間にはごまんといることはわかっている。子どもたちのことを考えるとこの職業が誇りに思える職業なのかと自問してしまうこともある。正直辟易している…。

そんな中で、そろそろ落ち着いたかと連絡をくれる人たちがいる。一緒にされて辛いだろうとか慮ってくれる。頑張れと励ましてくれる。ここで諦めたらこうした方に申し訳ない。

議会事務局による聴取内容(神戸新聞HP)



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