今日も事務所で作業。昨日から膨大な原稿編集作業に着手。いつも仕事が遅いが今回もスタートそのものが遅い…。反省。

2月26日の私の本会議の一般質問を受けて、当局側に動きあり。「5法人県民税超過課税の延長と基金の運用果実について」でとりあげた内容。公表されている予算・決算等の資料では知ることができない基金残高等の状況について、「県債管理基金集約分の内訳の公表を実施方針」との答弁が出ていたが、4日付で追加で県議会、県政記者宛に公表された。平成18年度の基金集約から初めてその「集約分」の内訳、現在高が公表されたことになる。

これまでの資料では「勤労者福祉基金」は24年度末現在高846百万円(下記リンクP2)と記されていたが、実際は集約分として別に34426百万(P3)あることがわかる。この基金の原資である法人県民税超過課税は法定外税であることからとりわけその使途・状況等の説明責任がある。

また法人県民税超過課税の勤労者福祉基金だけでなく、集約基金分はいずれ本来目的の基金に戻さなくてはならないもので、別の目的で使うことを前提に基金化されたものではない。つまり、他の公共事業等にかかった借金(県債)の償還財源に充てることはできず、全国統一の財政指標「実質公債費比率」の算定にかかる県債償還財源として算入すべきものではないのは当たり前のことである。これは将来的な「債務(負債)」であり課題ともいえる。

現在の財政フレームや決算では見えない「債務(負債)」の「見える化」が私の責務であり、私の将来世代に対する責任のとり方の第一歩だと考えている。「見える化」の不十分な段階での行革はゴール地点の設定が正しいかどうかもわからない。この点は本会議での最後の発言で述べた。「債務(負債)の見える化」をしていないのは「先送り」と同じこと。その点では、今回1420億円がその内訳と共に見えた。ほんの少しだけ動いた。

県債管理基金集約分の追加公表[P3が追加発表された資料/財政課作成]

竹内質問内容(全文)

夜、東京から後輩が戻ってきたので夕食懇談。そんなことが現実にあるんだ。ショックで落涙寸前。