電車を乗り継ぎ、神戸の県庁。政務調査会2日目。寒いと寒い、寒波だと天気予報で言っているので念のためコートを着て出掛けたが、逆に汗をかき、コートが邪魔に…。


まず病院局

平成26年度は、この度の診療報酬改定(薬価のマイナス改定)に伴う実質的なマイナス改定により若干の収入減となるものの病院事業全体としては11億円の黒字を見込んでいる(収益的収支に対する一般会計からの繰入金129億円を含む)。

事業としては、県立尼崎病院と塚口病院を統合する県立尼崎総合医療センター(仮称)の整備費として200億円(後年度負担が見込まれる債務負担行為は別に6億円)を計上予定。

県立こども病院の神戸ポートアイランドへの移転建替え整備費として51億円(同債務負担行為に23億円)を計上予定。

県立姫路循環器病センターにおける手術台と心・脳血管エックス線撮影装置を組み合わせたハイブリッド手術室の本格稼働により、複数の動脈硬化疾患を有するハイリスク患者等に対する一層安全な治療の提供を実施する。また、同センター内に「糖尿病センター」を設置(26年7月予定)し、心疾患等と糖尿病の合併症を有する患者への治療を強化する。
また、施設の老朽化も進んでいることから平成30年度以降計画的に建替え整備を実施することとし、整備の方向性の検討に着手することとしている(姫路循環器病センターの次はがんセンターも建替えを行う見込み)。少し詳しい説明も聞く。建て替えに合わせた機能充実方策を強く要望しておく。

また、質疑の中で昨年11月30日に始動した県立加古川医療センターの約1ヶ月間のヘリ稼働状況も明らかに。現在のところ1日1回と当初想定の約半数程度という。ヘリを使わざるを得ないような重篤な患者が少ないのはいいことである。同センターだけでなく、神戸大学附属病院や県立こども病院に搬送した事例もあったようだ。

その後、県警本部。冒頭、M総務部長から昨25年の県内の刑法犯認知件数について速報値で約7万件と平成14年の約11万件から57%減少しているとの報告も。とはいえ体感治安や重要凶悪犯罪は減少しておらず、県民の安全安心を守る不断の努力が必要との決意も。

来年度予算要求では新規として、最新型対刃防護衣等資機材整備費2700万、サイバー犯罪被害対策防止活動費197万、警察用航空機フェニックス活動基盤整備費7000万など。

現在、現神姫バスターミナルに隣接する場所に整備中の姫路駅前交番は人員15名、事務室、多目的室、車いす用スロープなども設けた設備とし、女性警察官も配置するため配慮した設備に。竣工は26年度にずれ込む可能性も。



飾磨署の新庁舎の建設は、姫路市内の3署の管轄見直しにかかる条例改正の後に措置。凍結されている姫路の即日交付の運転免許更新センターの開設については強く要望しておく。

加古川のM県議の質問の中で、高齢者の運転免許更新にかかる認知症検査において17名の方の免許が更新されなかったとの事実も。正直、運転しているとあり得ない運転をしているドライバーをたまに見掛ける。免許がなくなるということは大変なことだと思うが、事故等のリスクを考えるとやむを得ない。

昼食は帝武陣の出前弁当。

その後、産業労働部。新規としては緊急雇用就業機会創出事業の中で新しいメニューがあるほか、多自然地域におけるIT関連企業の振興支援事業費1000万円、ふるさと魅力づくり支援事業費1000万円など。

その後、教育委員会。
国内外の大学や企業、国際機関等と連携を図り、人文科学・社会科学分野における質の高いカリキュラムの開発・実践に取り組む「スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)」を新たに指定するSGH事業に8700万円。極めて重要な施策だ。海外で活躍する同級生らが皆言っているのが自分たちが学校教育の中で受けた日本の英語教育は何だったのかということ。話せない、聞き取れないでは実際には使えない。

また、高等学校における特別非常勤講師や外部人材、民間事業者等を活用したカリキュラムの開発など、土曜日の効果的な授業のあり方について研究し、その成果の普及を図るための「土曜日の有効活用モデル事業費」323万円。これは土曜授業ではなく、OBを招いての講演等とのこと…。

また、教職員の精神疾患による療養者の減少をはかるためのメンタルヘルス総合対策事業費3100万円。

知的障害児童生徒の増加に対応するため平成26年4月に姫路しらさぎ特別支援学校を開校するほか、神戸市西部・東播磨地域の増加に対応するため神戸市西区に新たな高等特別支援学校を設置する(平成29年4月開校を目指す)。またこの他分教室や仮設校舎の設置を含めた対策を検討する。

終了後、姫路へ戻り、ホテル日航姫路。連合姫路地域協議会の2014年新春の集い。


連合姫路の岸田議長の主催者挨拶。


来賓の石見姫路市長のご挨拶。


北川県民局長のご挨拶。


松本たけあき代議士のご挨拶。

その後、兵庫県自治賞の授与式。



連合姫路副議長の井澤ダイセル労組姫路支部委員長が受賞された。1990年から23年間の運動や活動が評価されたという。


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