徳洲会から猪瀬東京都知事に5000万円の報道。都知事側は個人的な貸付と言っているようだが、選挙を前に議員会館で現金で個人的な貸付って…。 毎日新聞の今日の会見の報道によると本人は「断るのは失礼だから、とりあえず預かった」と説明したらしい。いずれにしろ、そんな受け取った側の話はどうでもよく、通常、地方政治家なら逮捕の事案では。借入金とすれば許されるのなら、全て借入金処理すればいいことになる。

徳洲会に事件着手した端緒をもたらした情報提供者については既報の通り少し前の話。これは今回の家宅捜索で入手した情報だろう。つまり検察以外に知り得ない情報なのに強制捜査せず、まずリーク。まあいつものことだが…。

それより20年前を思い出す。金丸さんの事件だ。額は1桁違うが、検察の姿勢は似ている。権力者への配慮。とはいえ、妙な配慮は、当時、検察庁の石の看板に、国民から赤いペンキを掛けられたことを報道されて若手を中心に反発し、方針転換した。あれから20年立って、特捜部はリークだけでタレント知事にも配慮するほど弱っている。弱っているから応援したいとなるはずがそう思わない。正直に膿を出したことがない組織というのはやはり駄目だという結論だ。残念だが、そういう社会に生きている。裏の金は全て借入金か。

子どもたちや学生の頃から政治家は悪というイメージが染み付いている現実を先月の学校講演で改めて感じたばかり。これでお咎め無しならもはやどうしようもない。

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