南国市は食品トレーの国内最大手メーカーであるエフピコグループの特例子会社㈱ダックス四国。

「障害者雇用の取り組みについて」同社の且田社長から話を伺う。ダックス四国の従業員数は40人で障害者の方が29人。知的障害者で聴覚、精神障害の方も。うち創業の1995年から勤続18年の方が7名。全て正社員で採用している(症状によって短時間等にも調整)。年金など社会保険も完備している。辞めないのが当グループの特徴である。障害者の方の平均年収は200万円弱。掃除とかではなく、収益部門のラインを担当しており、8時から24時までの2交替制の勤務体制である。法改正で障害者雇用率は2%となったが、当工場は135%となる(100を超えるのは重度障害者は1人雇うと2人としてカウントする法制度のため)。グループ全体では370名の障害者を雇用しているが9割は重度という。親が亡くなった後や定年後の生活の話も。グループホームの充実が課題という。


熱っぽく語る且田社長。


工場見学。大手コンビニ、スーパー向けの食品トレーフタの製造ライン。



全国で展開されているエフピコグループの障害者雇用支援事業。エフピコグループ創業者の小松安弘会長の言葉を紹介すると「障害に甘えない。ただし頑張り過ぎない」。凄い。オーナー企業だから決断できた。サラリーマン社長ではできないだろうという言葉にも重みがある。

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