午前中、知事選対応に始まり、参院選対策、産業労働常任委員会関係の企業訪問など。

午後から姫路文学館。


広峯山顕正会総会。総会後、鈴木幸治さんの講演「黒田官兵衛と広峰・増位連峰」。



黒田官兵衛(考高)の祖父の黒田重隆を多可郡黒田庄町黒田の出身(現存しない黒田城主という)とし、官兵衛の父とされる職隆は重隆と血のつながりはなく、官兵衛は重隆の実子として生まれ、姫路城主小寺職隆の養子になり、小寺孝高(隆)を名乗ったという説を話された。黒田庄の荘厳寺で見付かった系図を根拠とする黒田氏播磨説である。


鈴木説による系図

その根拠を先の黒田庄の寺で見付かった系図を根拠とし、重隆と職隆の年齢差が16歳しかないことや黒田家が御着の小寺氏の家老だったという播磨の古書がないことなどを挙げる。福岡藩の命で編纂された貝原益軒の「黒田家譜」(黒田官兵衛は姫路城で生まれた)は信用できないという。

ついでに増位山・有明の峰につながる砥堀の「奥の細道」を現在の推定地ではなく、そうめん滝の場所だったとの自説も披露…。

いずれの説も定説ではないが、歴史は様々な説もあるから面白い。ちなみに鈴木さんは私の亡き父の小中の同級生。10年近く振りに会ったのだが、「お父さん残念だった。いい奴だったのに…。君は太ってオッサンになったな~。昔は青年やったのに…。」

その後、奉賛会役員や広峰神社のK宮司、歴史研究家のKさんら講師を交え意見交換をしたのだが、皆既に荘厳寺の系図説に立たれていたので驚いた。江戸時代の大名家の家系図はいずれも源氏(天皇家)につながるという。


夜、NHKを見ていると維新の橋下代表が都議選の結果、責任をとって辞任する可能性があるという。石原共同代表が先の慰安婦発言を咎めるような発言をしたりと不協和音も報道されている。先日書いたが、都議選の議席予想について世論調査の数字が出ていることを受けての話だろう。既に結果を先取りした幹部の責任論。責任の擦り付け合いではなく、事実一人の発言によるもの。マスコミは具体的に詳しく報道しないが、日曜夜に驚くような結果が出て、週明けから大変なことになるという予測である。1人がつくって1人で壊す。こんな経験はないが、さてどうなるだろう。

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