車で神戸の県庁。姫路バイパスの高砂付近から第二神明の明石西インターまで西行きは渋滞していた。事故による車線規制が原因という。長い渋滞だ。

議会控室で同僚議員と打合せ。参院議員の離党の動きが報道されている…。その後、政務調査費・資産補充報告書を提出。

その後、加古郡播磨町の県立考古博物館。



特別展『播磨国風土記ー神・人・山・海』の開会式・内覧会に来賓出席。



主催者として挨拶する石野館長


テープカットはこのほど就任したばかりの高井県教育長(中央)ら

『播磨国風土記』には昔から興味があるので出席したのだが、今回の展示は数こそ多くないものの、地名や古墳、その出土品などがわかりやすく図示されており、風土記原文だけより理解しやすい。また、同じ播磨でも、揖保川・市川水系(姫路)・加古川水系(加古川)の応神・景行天皇伝承の違いや伊和大神と天日槍命伝説なども地図上に図示されることで、よくわかった。姫路と加古川の合併が一時、市レベルで話題に上がったが、この頃から既に民俗文化圏として少し異なっていることもわかる。ちなみに明石川水系の明石郡(赤穂郡もないが当初から不存在説も)は散逸しているが、続日本記によると別の国造の配下にあり、姫路や加古川とは別の文化圏となっているようである。

このほか展示にはないが播磨国風土記には埴岡など神代の笑い話の記載もあり、興味深い。播磨国風土記は一部欠落しており、完全ではないが、現存するのが5つだけ。素晴らしい資料である。

また、展示の開会にあたっては「播磨国風土記」を読む会のボランティアの方々や各郡(こおり)の県立高校の生徒の皆さんによる郡名由来のイラスト(例.神前郡の由来は香寺高校の生徒さんが担当)など様々な方々のご協力でできた展示である。


昼食は久方振りにマルシェのカツカレー。美味。