神戸の県庁。途中、加古川バイパスの西行き、加古川と明石の境付近で事故のため大渋滞。ラジオによると8キロという。

控室で先輩議員と打合せ。その後、県庁西のひょうご女性交流館。第56回兵庫県国土利用計画審議会。国土利用計画法に基づく審議会。先に国土利用計画法の概要等の説明を受けた後、①豊岡農業地域縮小(従前から市街地であった豊岡市役所日高総合庁舎周辺と稲葉川土地区画整理事業に伴う市街地整備の目処がたったため、この2地域について計画上「都市地域と農業地域」から「都市地域」に変更するもの。今後、他法令(都市計画法)に基づき用途地域等の指定が行われ、新たな開発等の実施が可能となる)②阪神都市地域拡大(尼崎市船出の大阪湾フェニックス計画尼崎沖処分場の竣功拡大に伴うもの)。冒頭から質問や意見が多出。県土全体の土地利用計画をどうこうする案件ではないが、方向性の違う話も多い。

この審議会に出席すると毎度思う。 県土全体の土地利用計画という二重規制の一端を担っているが、実質的には他の法令の規制のほうが、地域との結びつきも強く、この審議会の議論はいつも脱線して都計審や基礎自治体等の領域にまで踏み込もうとする。前提となる法律の理解の領域である。地方分権で権限を移譲して困るのがこの第三者機関の問題。都道府県の実態をみると、法律や制度に精通した外部の専門家集団を基礎自治体1700に整備するのは事実上困難だろう。他の県議が委員として良い解説をされていた。審議会から(法定以外の)議員を外せという声も昔あったが、理論的には正しくても実態としては駄目だ。結果として両案とも可決。

その後、姫路へ戻る。北条の中播磨県民局。中播磨県民局の来年度重点施策(案)について説明を受けた後、質疑応答。


挨拶する玉田県民局長

これまで当HPで記載してきた管内の県事業予定などと重複しない情報等を取り上げる。

姫路駅周辺整備関係では、 平成25年3月にコアゾーン開発の最優秀提案者の決定【市】、新姫路駅ビル(ピオレ姫路)ゴールデンウイーク開業、神姫バス㈱のオフィスビル(9階)の建築工事着手が同年8月。内環状東線の供用開始予定が27年3月。その後、イベントゾーン関連やJR新駅の整備なども検討されている。

このほか、国道372号城北線(飾東町八重畑~山崎間1.54㎞)の整備。中国自動車道の夢前スマートインターチェンジが27年10月供用予定【市・NEXCO西日本】にあわせ県道三木宍粟線の歩道設置促進。さらに夢前川沿線の農産物の生産や農業体験施設、地元食材提供施設の拠点づくり推進など夢街道づくり【新規 地域の夢推進事業費】。また、通学路安全対策として姫路環状線(梅ケ谷)の改良(側溝の蓋がけ※かなり狭隘な道路だが拡幅は物理的に難しいため)。JR香呂駅の踏切拡幅(市は駅前広場を整備)。久畑香呂線の改良(香寺町恒屋1.5㎞※合併支援道路)。


JR香呂駅踏切拡幅場所

県民局予算として措置される「地域の夢推進事業」の新規として、中・西播磨圏域の病院の看護師確保のための個別説明会の実施支援(県看護協会西播支部・県民間病院協会西播支部主催、県民局共催)。27年に715年編纂の播磨国風土記編纂1300年を迎えることからの記念事業の開催など。