その後、網干区網干浜の兵庫西流域下水汚泥広域処理場。22・23年度に供用を開始した4号・5号溶融(旧式の1・2号炉を停止)、スラグ処理、排水、脱水設備の稼働状況の調査。




流域下水課の河野課長から概要説明を受ける。この処理場の最大の特徴は皮革処理に伴い発生するクロムを処理すること。汚泥は最終的に1/20のスラグに減容化させられる。新しい設備は最新の公害防止設備を備え、悪臭防止などの向上につながっている。運転管理は㈱神鋼ソリューションが受託している。

その後、網干を北上。太子町と姫路市の境界にあるJR山陽本線網干駅近くの茶ノ木踏切。


中村所長から踏切付近の渋滞解消のためのバイパス事業について説明を受ける。現在の県道より西に山陽本線をまたぐ跨線橋(224メートル)を含む全長1176メートルのバイパスを新設する。現在、バイパス整備にかかる立ち退き対象住民への説明や物件補償の交渉にかかる用地測量や物件調査に入っているという。対象は50件弱。


計画平面図など
長年にわたる渋滞の解消に向けて少しずつ進捗している。総事業費は約53億円。完成は平成29年度を予定している。

その後、姫路バイパスから県民局方面へ向う。途中、姫路西ランプ付近で県道広畑青山線バイパスの建設予定について説明。これは現在の姫路バイパス姫路西ランプから広畑の正門通りまでを片側2車線の道路として整備しようとするもの(北側は昔に片側2車線で整備済み)。姫路西ランプすぐ南には山があり、250メートルのトンネルを2つ作る必要があるほか連坦する住宅街もあり、立ち退きも必要となる。所長曰く、姫路土木事務所としては大きな事業との話だが、まさにその通りである。

その後、北条の中播磨県民局。

建設常任委員の皆さん

中播磨県民局の概要、姫路土木事務所、企業庁姫路利水事務所の事務概要の説明を受けた後、質疑応答。


都市計画道路 船場川線の道路改良(現道拡幅)事業にかかる計画平面図など。
総事業費は約83億円。福沢町交差点の改良、電柱地下化も含めて白鷺橋交差点まで25年度で終了予定。夜に将軍橋落橋を見にいったのが懐かしいですね。


二級河川 船場川にかかる姫路競馬場内への調整池整備事業の計画平面図など。
平成16年の台風23号の被害では浸水面積30ha、床上浸水12戸、床下浸水167戸の大きな被害が出た。総事業費は約63億円。27年度完了予定。


家島港真浦地区の浮桟橋、物揚場3箇所、ビジターバース1箇所整備事業の計画平面図など。
総事業費は約9億円。現段階で進捗率96.7%と概ね完成している。25年度はビジターバースを着手・完成させ終了する。


企業庁メガソーラープロジェクト(網干沖地区・神谷ダム)、姫路利水事務所関係分の概要。