電車を乗り継ぎ神戸の県庁。控室で千葉から来訪のNさんと活動について打ち合わせ。その後、議事課のTさんと委員会運営について打ち合わせ。その後、文教常任委員会の閉会中調査。昨年6月11日の任期スタート時に文教常任委員会に指名され、もうすぐ1年。委員の任期は1年と決っている。閉会中調査は今日が最終回である。

議題は人権教育について。多くの委員から多岐にわたる意見や質問があり、人権という概念が人によって差があることもわかった。自治会などで行われている人権学習について700世帯という大きな地域で8人しか参加がなかったなどの話も出て、人権への関心については近年その差が大きくなっていることも指摘されていた。

また人権とは直接関係はないが、県内では昨年73人もの児童生徒が「居所不明」となっていることがわかった。場合によっては警察へ届け出るなどの必要な措置を各学校や市町教委でとっているという。DV被害で避難する事例や夜逃げとか経済的な理由などで住民票を移さないまま、親らとともにどこかへ行ってしまっている場合もあるようだ。住民票がなければ義務教育を受けることもできない。子どもは親を選べない。悲しい話である。

「消える子ども」急増!ある日突然、学校・家からいなくなり所在不明

閉会中調査終了後、6月議会に付託議案が予定されていないことから、一足早く委員長退任の挨拶。今日の段階で委員会18回、管内調査5回、管外調査1回。振り返ればこの間、最も大きな議論となったのは、県立高校普通科の通学区域の見直し(平成27年高校入試から)だっただろうか。賛否両論あったが、50年振りの見直しとなるだけに大きな議論になるのは当然である。

他には、特別支援教育の支援についての意見も委員から多く出された。背景に特別支援学校で教育を受ける児童生徒数の急増がある。姫路特別支援学校でも、急増により教室が足りず、姫路別所高校に分教室を設けている現場などを調査。知事の決断もあり、西姫路に新たな特別支援学校が開校されることも決まった(26年4月開校)。他にも委員からは様々な教育課題について重要な指摘がなされた。すべてが実現されたわけではなく、まだまだ改革は道半ばだが、資源なき我が国の要諦は教育であるという信念を今後も引き続き持っていきたいと思う。K副委員長、O教育長からも挨拶。

その後、須磨のすぎな農園の出前弁当。玄米ごはん。玄米を2日続けて食べたのは初めてかも。その後、会派の幹事会。諸課題について協議。その後、会派の議員団総会。6月議会で交代する議会人事、議長・副議長選挙対応、常任委員会の委員長・副委員長・人事、代表質問の内容について協議。常任委員の新配置については各委員の希望や当選回数等を踏まえ私が調整することに。一部希望が競合したため。

終了後、党兵庫県連幹事長のF県議、O県議とともに衆院選対策について打ち合わせ。その後、M県議と会派管内調査の日程をめぐりやりとり。K県議からは党近畿ブロック青年局のイベントについて協力要請も。

夜、六甲荘。文教常任委員と教育委員長、教育長、教育委員会事務局幹部との懇談会。私の冒頭挨拶の後、N教育委員長の挨拶。全議員から一言ずつ頂く。T教育次長による隠し芸の披露も。玄人はだしである。最後にO教育長の挨拶で散会。


来期は誰がM県議の後を引き継ぐのだろう。名コンビだった。

その後、国会議員のF秘書、Hさんと国政・県政・メディアの意見交換会。