神戸の県庁。会派の議員団総会。その後、本会議。補正予算など平成23等年度関係議案の採決。可決。但馬空港周辺用地の取得・県有環境林等特別会計補正予算・関連法人事業基金条例の一部を改正する条例・平成２３年度兵庫県基金管理特別会計補正予算（第１号）・平成２３年度兵庫県公債費特別会計補正予算（第１号）・調停の申立てについては県民の皆さんへの説明が必要な議案だろう。会派議員から委員会において質問がなされており、議事録に残っている。特に「（公益財団法人）ひょうご科学技術協会の県債管理基金への３３億２４百万円の拠出」や初見となる「借換債の3年前倒し発行(借換債の増額・借換率の増加による県一時的な県債管理基金の増額)」についても対外的な財政指標や財政フレームの変更とも関係してくることもあり、十分な説明と一定の歯止めをかけておく必要もある。
また、但馬空港周辺用地の取得については新聞でも少し取り上げられていた。空港周辺用地を先行取得していた県土地開発公社から県が土地を買う議案である。具体的には空港周辺の土地(565万㎡)を環境林として取得するために63億円を投入するという議案である。土地そのものにそれだけの実勢価格もない。県民の皆さんからみると空港を拡大するのかと不思議に映るのではないか。実際には、県が昔、公社に依頼して購入させた土地のため契約上も買わなけれはならない土地なのである。しかも、早期に公社から土地を買わないと公社が借り入れている金融機関に払う利子が土地の簿価に加算されてしまうという仕組みになっており(制度上)、県が取得しなければ利息が更に膨らんでしまう。
しかし、長期にわたる支払い利子の加算等の責任は誰にも求められていない。過去の人の政策決定であるからである。議会の関与もない(用地の先行取得の依頼は首長の権限であり、議会の議決は不要)。過去のつけを将来の人が負うことになる構図だ。こんな土地がまだ本県にはたくさんあり、行革の始まった平成20年から少しずつ買い戻してきている(財源がないため一気に処理できず、利子は発生し続けている)。
今回の環境林の購入についても、費用のほぼ全額を地域活性化事業債(元利償還金の30%を後年度交付税措置)という起債(借金)で賄うことになっている。しかし、こうした起債に交付税措置があるというのは興味深い。国の交付税特別会計も赤字が続いており、臨時財政対策債などに振り替えるなど、実際には将来からの借金で財源の一部を賄っているが、適用範囲はまだ広いということだろう。しかし、いつまで借金を続けられるのか。借金を減らそうとすればその時に生きる住民に新たに重税を課し、それでもなお足りなければ債券の当初の約束を破棄して清算することになる。この時にはじめて貸し手も負担することになる。(2010/5/9読売新聞・地球を読む「膨張する国の借金/次世代 重税に納得するか」など参照)。今のギリシャの姿か。
いずれにしても国県にかかわらず多額の借金の先送りは私の政治スタンスとしても最も課題として取り組むべき課題と認識している。今後もこうした姿勢で臨みたい。
議会のHPには下記のように議案名称しか掲載されていないが、国会では議案の全文が記載されている(リンク参照)。県議会も議案の内容といった情報提供は必要。「調停の申立て」では県民の皆さんは何のことかわからない。もちろん家賃滞納等の出訴等をプライバシーとして配慮するならそうした対応は独自にすればよい。
衆議院 第180回国会議案の一覧
専決処分の承認（和解及び損害賠償額の決定）
平成２３年度兵庫県一般会計補正予算（第６号）
平成２３年度兵庫県県有環境林等特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県港湾整備事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県公共事業用地先行取得事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県営住宅事業特別会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県勤労者総合福祉施設整備事業特別会計補正予算（第３号）
平成２３年度兵庫県流域下水道事業特別会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県公債費特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県自治振興助成事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県小規模企業者等振興資金特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県農林水産資金特別会計補正予算（第３号）
平成２３年度兵庫県基金管理特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県地方消費税清算特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県病院事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県水道用水供給事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県工業用水道事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県地域整備事業会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県企業資産運用事業会計補正予算（第１号）
自治振興助成事業特別会計条例の一部を改正する条例
関連法人事業基金条例の一部を改正する条例
森林整備地域活動支援事業基金条例の一部を改正する条例
県が行う建設事業についての市町負担額の決定
少子・高齢社会ビジョンの改定
兵庫県健康づくり推進プランの策定
ひょうご農林水産ビジョン2020の策定
調停の申立て
出訴
但馬空港周辺用地の取得
一般国道178号浜坂道路新桃観トンネル（西工区）工事請負契約の締結
一般国道250号坂越道路（仮称）新坂越橋上部工工事請負契約の締結
主要地方道加古川小野線東播磨南北道路水足中部２号（第８―２）高架橋上部工事請負契約の締結
二級河川千種川水系鞍居川金出地ダム堤体建設工事請負契約の締結
一級河川由良川水系滝の尻川西紀ダム堤体建設工事請負契約の締結
県営明石松が丘住宅第３期建築工事請負契約の締結
県営西宮浜松原住宅第２期建築工事請負契約の締結
本会議終了後、県議会スポーツ振興議員連盟の総会。県内在住で全国的に活躍されたスポーツ選手を表彰。
表彰式
姫路から選出された世界ソフトテニス選手権優勝の東芝姫路の杉本さん・森原さん、全国定時制高校長距離走等で優勝した青木くんらが受賞。それぞれから今年の抱負も。
その後、会派の選挙管理委員会。来年度の会派役員、幹事長選挙の実施方法等について協議決定。その後、議員団総会。国への意見書について協議。その後、同僚議員と打ち合わせ。その後、姫路の事務所へ。
また、但馬空港周辺用地の取得については新聞でも少し取り上げられていた。空港周辺用地を先行取得していた県土地開発公社から県が土地を買う議案である。具体的には空港周辺の土地(565万㎡)を環境林として取得するために63億円を投入するという議案である。土地そのものにそれだけの実勢価格もない。県民の皆さんからみると空港を拡大するのかと不思議に映るのではないか。実際には、県が昔、公社に依頼して購入させた土地のため契約上も買わなけれはならない土地なのである。しかも、早期に公社から土地を買わないと公社が借り入れている金融機関に払う利子が土地の簿価に加算されてしまうという仕組みになっており(制度上)、県が取得しなければ利息が更に膨らんでしまう。
しかし、長期にわたる支払い利子の加算等の責任は誰にも求められていない。過去の人の政策決定であるからである。議会の関与もない(用地の先行取得の依頼は首長の権限であり、議会の議決は不要)。過去のつけを将来の人が負うことになる構図だ。こんな土地がまだ本県にはたくさんあり、行革の始まった平成20年から少しずつ買い戻してきている(財源がないため一気に処理できず、利子は発生し続けている)。
今回の環境林の購入についても、費用のほぼ全額を地域活性化事業債(元利償還金の30%を後年度交付税措置)という起債(借金)で賄うことになっている。しかし、こうした起債に交付税措置があるというのは興味深い。国の交付税特別会計も赤字が続いており、臨時財政対策債などに振り替えるなど、実際には将来からの借金で財源の一部を賄っているが、適用範囲はまだ広いということだろう。しかし、いつまで借金を続けられるのか。借金を減らそうとすればその時に生きる住民に新たに重税を課し、それでもなお足りなければ債券の当初の約束を破棄して清算することになる。この時にはじめて貸し手も負担することになる。(2010/5/9読売新聞・地球を読む「膨張する国の借金/次世代 重税に納得するか」など参照)。今のギリシャの姿か。
いずれにしても国県にかかわらず多額の借金の先送りは私の政治スタンスとしても最も課題として取り組むべき課題と認識している。今後もこうした姿勢で臨みたい。
議会のHPには下記のように議案名称しか掲載されていないが、国会では議案の全文が記載されている(リンク参照)。県議会も議案の内容といった情報提供は必要。「調停の申立て」では県民の皆さんは何のことかわからない。もちろん家賃滞納等の出訴等をプライバシーとして配慮するならそうした対応は独自にすればよい。
衆議院 第180回国会議案の一覧
専決処分の承認（和解及び損害賠償額の決定）
平成２３年度兵庫県一般会計補正予算（第６号）
平成２３年度兵庫県県有環境林等特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県港湾整備事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県公共事業用地先行取得事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県営住宅事業特別会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県勤労者総合福祉施設整備事業特別会計補正予算（第３号）
平成２３年度兵庫県流域下水道事業特別会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県公債費特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県自治振興助成事業特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県小規模企業者等振興資金特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県農林水産資金特別会計補正予算（第３号）
平成２３年度兵庫県基金管理特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県地方消費税清算特別会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県病院事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県水道用水供給事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県工業用水道事業会計補正予算（第１号）
平成２３年度兵庫県地域整備事業会計補正予算（第２号）
平成２３年度兵庫県企業資産運用事業会計補正予算（第１号）
自治振興助成事業特別会計条例の一部を改正する条例
関連法人事業基金条例の一部を改正する条例
森林整備地域活動支援事業基金条例の一部を改正する条例
県が行う建設事業についての市町負担額の決定
少子・高齢社会ビジョンの改定
兵庫県健康づくり推進プランの策定
ひょうご農林水産ビジョン2020の策定
調停の申立て
出訴
但馬空港周辺用地の取得
一般国道178号浜坂道路新桃観トンネル（西工区）工事請負契約の締結
一般国道250号坂越道路（仮称）新坂越橋上部工工事請負契約の締結
主要地方道加古川小野線東播磨南北道路水足中部２号（第８―２）高架橋上部工事請負契約の締結
二級河川千種川水系鞍居川金出地ダム堤体建設工事請負契約の締結
一級河川由良川水系滝の尻川西紀ダム堤体建設工事請負契約の締結
県営明石松が丘住宅第３期建築工事請負契約の締結
県営西宮浜松原住宅第２期建築工事請負契約の締結
本会議終了後、県議会スポーツ振興議員連盟の総会。県内在住で全国的に活躍されたスポーツ選手を表彰。
表彰式
姫路から選出された世界ソフトテニス選手権優勝の東芝姫路の杉本さん・森原さん、全国定時制高校長距離走等で優勝した青木くんらが受賞。それぞれから今年の抱負も。
その後、会派の選挙管理委員会。来年度の会派役員、幹事長選挙の実施方法等について協議決定。その後、議員団総会。国への意見書について協議。その後、同僚議員と打ち合わせ。その後、姫路の事務所へ。