安田の姫路市役所。青年会議所のS、U両委員長予定者と共に農政経済局のK局長、両委員会の関係する部局等を訪問。意見交換など。農業・家島・観光振興等について。このほか同局観光・城改修担当のO理事らとも意見交換。私は途中で神戸の県庁へ。加古川バイパスが渋滞。南北道路の工事箇所を中心に毎日のように渋滞が起きている。議会の日はここを通らないようにしているが、今日は他のルートを通るわけにはいかなかったのだが、運悪く渋滞。おまけに月見山を基点に11キロ渋滞。須磨から下道を通るも会派総会に大幅遅刻。

その後、本会議。12月定例議会開会。震災復興財源関連で個人県民税の均等割が年2300円 (年間の個人県民税均等割の標準税率1000円+県民緑税800円に500円上乗せ)になる県税条例の改正案などが提案される(ちなみに別に市条例の改正がすめば個人市民税の均等割りも500円あがります。地方税は翌年課税なので実際には2014年6月分から課税)。国会で地方税法が改正されたための措置。10年の時限措置だが、震災復興関連なのに地方税のUPというのは正直おかしいと思われるだろう。自民党がたばこ税の増税を拒否したための窮余の策らしい。「個人住民税の均等割だと、納税義務者の数が平成21年度の所得で5936万人、所得割だと5477万人、国税である所得税だと5052万人ということで、より多くの方々から、広く住民の方に負担をお願いしているということで、個人住民税均等割の引き上げをお願いしたいというふうに考えたところでございます」(←総務大臣の公式な国会答弁)。地方の収入が増えた分は他の国の施策の地方負担と相殺されるから、負担先が住民税の課税対象者へと対象が変わっただけ。震災のための負担は必要だと考えているが、こうした方法は目くらましともいえる。現実にあまり知られていないので、効果があると言うことだろう。もちろん筋は悪いのだが…。

知事の提案理由説明の中で、国の自動車取得税・自動車重量税の廃止の動きを批判するなど政府の施策についての批判も。知事に賛同する野次も飛んでいたが、国家公務員給与法の改定が地方に及ばないよう求めるくだりではシーンと…。これは国政における自民・公明両党の議員立法に含まれるもので、地方にも地方交付税の削減という方法を通じて給与の削減を求める「肝」の部分である。ここでも野次が続くかと聞いていたが、ここでは止まった。当然のことなのだが、ある意味さすがである。中身を知らない人も多いと思うが、知らなかったら野次を続けていただろう。

知事の提案理由説明

その後、県人事委員会勧告による県職員の給与条例の改正案については、期末手当の支給日との関係から今日の本会議で結果を出す必要があるということで、他の議案に先んじて委員会に負託し、本会議を途中休憩。関係委員会を開催。私が委員長を務める文教委員会も教職員給与の関係で公立学校教職員給与条例の改正部分が付託されたため開会。行革措置の継続のほか、今年の勧告におけめ調査で官民較差が約0.3%でたということでこの削減をするための給料表の改定など。削減に反対する1会派の反対はあったが、賛成多数で可決。



教職員給与条例改正案の文教委員会審査資料(資料)


その後、本会議再開。委員会に付託されていた県職員の給与条例の改正案について反対会派の討論のあと原案を可決。

本会議散会後、ラッセの出前弁当。その後、議員団総会。議会改革検討委員会の報告や意見書案の報告、基本計画にかかる議会の議決についての対応について協議。質問すら出ない。以前新聞にお膳立てと揶揄された記憶があるがその視点は正しかったと思う。ここを変えるのが議会改革である。

その後、「健康づくり推進プラン」に係る当局ヒアリング。「スポーツ推進計画」に係る当局ヒアリング。その後、同僚議員と打ち合わせ。その後、文教委員会担当のT課長補佐、議会の調査をめぐってある県立高校とやりとり。その後、委員会議会事務局のZ次長と意見交換。その後、会派の議会改革PTにオブザーバー参加。三重県や岩手県など議会改革基本条例における事例を調査したが、本当の意味で先進事例というのはある共通項の上に成り立っている。兵庫県議会でこれを実施するのは簡単ではないが、なんとかしたい。

その後、姫路へ戻る。Rのお母さんが姫路に来ているため、自宅で夕食懇談。