豊岡市にある但馬県民局。


但馬教育事務所の吉竹主税所長からの概要説明と質疑応答。


但馬教育事務所管内の児童生徒・学級数の推移(過去10年)


複式学級数とその名称。但馬管内68校の22%にあたる15校で複式学級が存在している。テレビなどでは複式学級について先生と生徒の強い結び付きなどについて感動的に取り上げられていることが多いが、複数の学年の授業を行うことや集団を意識させる工夫などで現場の先生の負担も大きいという。複式学級以外にも生徒数一人、教師一人という小学校分校があるという。


小学校、中学校の学校統廃合の状況。少子化の改善がほとんどなされないまま人口減少社会だけが進んでいく現実。企業の中国進出など産業空洞化とも相まって厳しい状況が続く。こうした状況になっても、子ども手当や高校無償化など子供優先施策についてばらまきの象徴のように扱っているのは野党だけでなくメディアを含む世論にも同様である。将来の人口施策、子どもへの投資に否定的な世論が根深いことは多くの有権者の生の声としてよく知っている。子どものほとんどいない集落がこうしてどんどん増えているのに。日本の人口減少のスピードは団塊の世代の減少を皮切りに加速度的に進んでいく。しかも止まらない。これで経済成長をプラス3%とか。どうやるのか。

その後、県立但馬やまびこの郷。










小中学校の不登校児童を学校に戻すための専門施設。平成8年に竣工した時には全国初だったという。一回4泊5日の復帰プログラムを年間35回実施している。利用者は食費5200円と各自のリネン代のみで利用できる。武庫川女子大の教授でもある杉村所長によると兵庫県の不登校対策は全国でも進んでいるという。

その後、三田市にある県立人と自然の博物館。




東大名誉教授でもある岩槻館長らから説明。


パワーポイントを使っての各事業の担当から説明。その後、質疑応答や館内見学。


丹波竜という恐竜の化石についての説明や化石を取り出すクリーニング作業の見学。


化石は石にの中にあるため、化石の方が軟らかく、取り出すのに大変な手間と技術が必要という(古墳や遺跡の場合は軟らかい土を取り除く作業のため、幾分容易らしい)


津波で水没した陸前高田市立博物館の植物標本600点の修復作業も全国の博物館と協力して実施。

これで3日間の但馬・丹波地区館内調査を終了。神戸・県庁へ戻る。バスの到着箇所に建設常任委員会の審査資料(外郭団体の決算説明資料)について説明をしたいという職員の方が…。昨年肝にあたる資料が抜けた状態で審査をされ、誰一人それまでとの違いを気づかなかったという大変ショッキングな出来事から1年。一定の改善がはかられた。選挙を経て議会の構成は変わったものの、その質や評価はどうか。多くの関係者の評価を聞きたい。

その後、JRで姫路。途中人身事故で動かず。コムサロン21のパーティーに大幅遅刻…。