豊岡市立西気小学校。小規模校、複式学級の学校運営の調査。


豊岡市の石高教育長、同校の太田好調先生から説明。その後、質疑応答。


クラス編制の状況。全校生徒36人数の小規模校。兵庫県では上下学年合計14人以下で複式学級となる(但し1年生だけは8人が基準)。ということで5、6年生は複式ではない。



12年生の算数。同じクラス内で1年生(右の3人)、2年生(左の5人)を分けて授業をすすめている。二人の先生は同じ時間内に学年間で交替。一人の先生は非常勤で制度上は補助ということになっているからという。私たちの現場調査は調査として、現場の運用は杓子定規にするものではない(と思う)。


3・4年生の音楽の授業


5年生


6年生


今日はサンテレビ県議会リポートの撮影も。

最後に豊岡市の教育長と小規模校のあり方について意見交換。学校の統廃合が難しいことは承知しているが、小規模校を残して、地域の崩壊を止めようと思っても現実は厳しいという。というのも、小規模校が集団生活や成績の競争のなさなどの理由で積極的に行かせたいと思う親は少ないのだという。もともと3世代で住んでいても学校選択を契機に若い世帯だけが比較的人口の多い地区に転居する事例もあるそうだ。高齢化率はさらに上昇し、お年寄り比率の高い地域が増えるということになる。学校を残しても若い世代が流出するという話は聞いていてもつらい。しかし、それが現実なのだろう。

その後、県立兎和野高原野外教育センター。香美町に指定管理をお願いしている施設。




質疑応答。集客減の理由や委託先や指定管理者が何度も変わってきていることについて委員から質問も。誰も指摘しなかったが、個人的には、これまで現場で運営にあたっていた外郭団体の職員を新たに指定管理者となった町の職員に併任するという指定管理方式に注目。指定管理者制度は国主導の強制的なコストカット方策だったが、当初の想定の形から現在はいろいろな形に変異しているということだろう。


神戸市西区在住のHさんが寄贈してくださったというキャンプ用の大型テント


5月には現地名オオカミツツジ(パネル写真)が満開となり、地元の人もたくさん訪れるという。


その後、県立日高高等学校。看護科、看護専攻科、福祉科についての調査。


日高高校


岸本校長ら幹部の皆さん


パワーポイントをつかっての概要説明と質疑応答。


看護科の実習風景。皆さん真面目である。ここでは3年の看護科、2年の看護専攻科の計5年で看護師国家試験受験資格が得られる。看護科ということで女子ばかりのように見えるが、男子も入学可能。現在男子は1人しかいないという。


福祉科の授業風景。ここでは介護福祉士の資格をとる人も多いという。


昨年の看護師、介護福祉士の国家試験の合格率。極めて優秀である。


その後、県立コウノトリの郷公園。毎年のように各委員会の調査で訪問しているが、観光のために行っているのではないし、新人の方もいるので仕方がない。









放鳥準備、馴化中のコウノトリ(オス18才)


飼育棟


肉食のコウノトリの餌は写真の「どじょう」(年間4トン中国産)、フナ(年間15トン岡山県産)など。

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