事の重大さ | こころにうつりゆくよしなしごとを・・・

事の重大さ

なんてことはない

全てがわかってしまえば至極当然、明快


とりあえず俺は死ねばいい

つまりはそういうこと



言われてみれば俺はひどい男だ

なにがひどいかって、言われるまでそのひどさに気づかないくずっぷり


どうごまかそうにもそれは無理だし、するほどみじめ



恋をしただなんていう権利は俺にはなく、資格がない



そう、資格がない



どう着飾っても、隠しきれない醜さが豪華な装飾品の合間から見え隠れする


男同士であれば、それでなんの問題もない

表面さえ自分に都合よければそれでいい

むしろそこが魅力的だ


あくまで、自分が不利益を被らないという前提においては



ただ、相手が気楽な男友達でなくなれば話はかわる

男女ではなく、おそらく年上の、目上の男性と接する時にもそうだろう



誠実さ

そんな簡単なことをなぜ貫き通すことができなかったんだろう


部活のメンバーに接する時はなによりそこに気を使っていたはずなのに、ひとたび部活を離れるとそれを軽視してしまう


昨年一年間キャプテンをして学んだことはなんだったのか、行ってきたことはなんだったのか


今振り返ってみれば、あれもただのパフォーマンスのひとつだったにすぎないのではないか


俺の嫌う偽善者のような、自己陶酔



死ねばいいのに



もうやり直すことはかなわないだろう


もし時間をさかのぼれるならまた8月からやり直したって構わない


あの地獄のようだったシーズンをやり直すことだっていとわない



しかし、所詮そう考える俺はただのパフォーマー

表面でそう思っているだけ



これで初めてではない

そのことも重要




今までよく我慢してくれた


よく平気なふりして話してくれた



十分なほど尽くしてくれたじゃないか



なぜうまくいかなかったって俺にそれを受け止めきるだけの度量がなかったから



与えられるものが大きすぎて、自分の小さな器では計りきれず、その崇高さを見誤った、雄大さを見誤った


もし俺が第三者ならどう言うか、考えるまでもない


理知的な彼のことだ


合理的な判断を下すだろう


「ただ、最後に相手の感情に訴えかけ、許してもらうという手段がある」



いや、ふざけるな。恥を上塗りする気か



俺は彼女に必要なほど大層な存在ではない



ただの塵<ゴミ>なんだ


わきまえろ