vol.127     愚痴りたい気分



がん宣告から丸6年が経ち。

いよいよ慣れてもいい頃はとっくに過ぎているが、、

がん患者ってメンタルやられ続ける。。

ましてや、右半身麻痺、声帯麻痺もあると。。


社会不適合者。

こんな俺に誰がした!って思ってしまうが。

 もちろん、

病気になりたくてなったんじゃねーし、

麻痺も望んでなったわけじゃねー。


タラレバを言ってもしかたないが、言いたくもなる。


もし、麻痺じゃなかったら、釣りもしたいし、バイクも乗りたい。料理もキャンプも温泉も。

畑仕事もやってみたいし、海外旅行も行きたい。


もし、がんじゃなかったら、バリバリ稼いでうまい酒を呑みたい。家も欲しいし、車はAudiが欲しい。小さい別荘も。。。


もう、俺は、夢を持っちゃいけないし、

目標も持てない。

人生詰んでる。


そして、ちぃーーさくなって、部屋の隅っこで、

自分の意見も主張もないフリをして、

言いたい事も言えず、

ただの粗大ゴミか、置き物と化して、

毎日、死に向かって過ごす。。。



 言葉がうまく発せないことがすごく辛い。

約2年半前。右半身麻痺を負ったとき、顔の右側も麻痺し、構音障害と診断された。

 なんとか、リハビリし、なんとか、しゃべれるようになった矢先の声帯麻痺。。

声がかすれて、空気が漏れる感じ。

”い”は”ひ”になるし、”お”は”ほ”になる。

大体、聞き返される。。。

いい直しても、結果は同じ。。。


なんか、今日は愚痴りたい気分。

 沖縄で夕陽を見ながらオリオン呑みたい気分。

いや、浴びて、浴びるぐらい呑んで、

 そのままビーチで死んでもいいやってぐらい、

呑みたい気分。

 ついでに、生牡蠣も浴びるほど食べながら。。。

 はまぐりもいいね。。

 

あれ?

俺、元気じゃん。。。








 ↓WARNING     WARNING     WARNING ↓

     vol.73から始めました。

◆ここから先はしょうもない暇人映画バカが、

素晴らしい映画の世界について一言書いてあります。興味のない方はぜひ華麗にスルーして下さい。最近BSや民放で放送した映画をメインに見てます。  

  ⚠︎   ⚠︎   ⚠︎ 辛口毒舌映画批判 ⚠︎   ⚠︎   




《愚行録》

2016年 田中(妻夫木聡)田中光子(満島ひかり)

⚫︎未解決の一家殺人事件を追った週刊誌の記者•田中だったが、実は妹がネグレクトで逮捕され、その妹と被害者の関係もあるストーリー。

 被害者の大学時代とかの過去を振り返るシーンが、メインの映画なんだろうけど、長くて結構かったるい。

最後のセリフを意味深にさせようとしたんだけど、なんかダサいし、その時のBGMのバイオリンの音量がデカすぎてイライラする。

意味深で考え込ませる映画を作ってるのに、無駄が多い。入っていけないって感じ。

→もう一度見たい点 31/100点



《ケイコ 目を澄ませて》

2022年  ケイコ(岸井ゆきの)

⚫︎聴覚障害者のケイコが潰れそうな古いボクシングジムで鍛錬するストーリー。

 あまり有名ではない俳優さんばかりだが、その方が俺は楽しめる。

すごい特訓して撮影に臨んでるなぁって思うけど、もうちょっとストーリーに強弱があってもいいな。

ラストも、もうちょっと欲しいな。

→もう一度見たい点 28/100点



《葛城事件》

2016年 葛城清(三浦友和)

⚫︎金物屋を引き継いだ夫とその妻。サラリーマンをリストラされる長男とニートの次男。この4人家族の次々起こる事件の話。

 自己中でオラオラで、弁が立つ夫。

その息子もまた狂ってる感じとか、ちゃんと親子で性格がちょっとずつ似てる。その細かい演技も素晴らしい。

ラストも狂気じみててすごくいい。

俺は好きなタイプの映画だな。

→もう一度見たい点 53/100点