vol.89    がん患者と死期



ふとした瞬間、

自分は何歳まで生きたらいいのかという

どうしようもない事がよぎる。


がん患者になって5年半。

一般的には、

(ステージ4で、5年半って長生きの方じゃん)

って事になるだろう。

でも、

もう満足かと聞かれたら、答えはnoだ。


んじゃ、いつだったらいいんだろう。

自分でも決めれないし、他人から決めてもらう事でもない。


願う事なのか。目指す事なのか。

でも神頼みでどうにもならんし、目指してもどこまで生きたら満足って決める事も出来ない。


実際、

死ぬのは怖い。

痛いのはヤダ。。


もしかしたら、頭の腫瘍が増えて、また痛い思いして、副作用で認知症になり、またさらに体の麻痺が増え、肺の方も悪化して、呼吸も溺れてるみたいに苦しくなり、骨もあちこち激痛が走り、咳も止まらず意識朦朧としながら生きる。。

そう想像すると、

生きたいってより、死にたくないって思う。


最近、そんな時に救われそうな言葉を知った。

『死も人生の一部』 映画フォレストガンプ

『死が生の一部』 映画ノッキンオンヘブンズドア


すんごくいい言葉だ。。。

この言葉でちょっと救われる。。気がする。

 

まぁ、でも、ノッキンオンヘブンズドアって、

天国への扉をノックすると言う意味だが。。。


俺はまだ、ノックはしたく。。ない。。。










 ↓WARNING     WARNING     WARNING ↓

     vol.73から始めました。

◆ここから先はしょうもない暇人映画バカが、

素晴らしい映画の世界について一言書いてあります。興味のない方はぜひ華麗にスルーして下さい。最近BSや民放で放送した映画をメインに見てます。  

  ⚠︎   ⚠︎   ⚠︎ 辛口毒舌映画批判 ⚠︎   ⚠︎   ⚠︎




《おとうと》

2010年 姉(吉永小百合)弟(笑福亭鶴瓶)姉の娘小春(蒼井優)

⚫︎破天荒な弟に振り回される姉と、その娘。

名俳優だらけで、素晴らしい。

ストーリー的にも面白い。

平和的な終わりかた。

最後にもうちょっと感動が欲しいって思うのは、

欲張りか。。。

もう一度見たい点 30/100



《母べえ》 

2008年 野上佳代(吉永小百合)山崎(浅野忠信)

⚫︎お父さんが逮捕され、残された家族が生きていく話しだが。

うーん。

物足りないな。終わり方も。

作品を見た後に心に残らない映画。。

もう一度見たい点 24/100



《ノッキンオンヘブンズドア》

1997年ドイツ マーチン(ティルシュヴァイガー) ルディ(ヤンヨーゼフリーファース)

⚫︎余命宣告をうけた2人の男が、最後にやりたい事をするストーリー。

クスッと笑えるシーンもあり、面白い。

カメラの撮り方も上手いし、ストーリーのわかりやすい。

主役の2人もかっっこいい。

 最後の海のシーン。

あえて強風で高波で曇り空のシーンなんだけど、だからこそこの映画の良さがある。

素晴らしい。

そこで音楽がかかると鳥肌が立つ。。

これぞ映画。

もう、何十回と見ている作品。最高。

もう一度見たい点 100/100