vol.17   2020年春

がん患者の終活

 

春。2018年に肺がんステージ4の宣告を受けてから早2年。とうとう3年目に突入。

アレセンサは1年ほど服薬してるが、この時期、心の中では2年生きれてもう御の字だなって思ってたんだ。というのもコロナってのももちろんあるけど、同じALKで、アレセンサ服薬の方が26ヶ月だったとか32ヶ月だったとか聞いて。。

 

がん宣告から好き勝手呑んで食べて旅行行って。好きな事して、好きな人達と会って。 

もうやる事はない。

けど、色々と片付けなければならない。

身辺整理。

 

終活。

 

とりあえず捨てることから始める。

昔の給与明細とか仕事上の書類、手紙、写真、服とかちょっとした思い出の物は全部捨てる。

次はエンディングノートを作り、お世話になった人の名前を書いていく。お見舞いをいただいた人と金額も書く。そして、銀行・クレジットカード、スマホの暗証番号など。高価なもの類。 

生命保険金の分配。 

自分の葬儀をどうして欲しいか。骨は海に撒いてくれと書いた。遺影も選んでおく。要は遺書みたいなもんだね。

〈自筆作成日署名押印〉で有効らしいので。

 

真夜中葬儀屋に電話し、予約会員にもなったな。「自分の葬儀の予約です」って言って。早く申し込めばどんどんお得になる早割が適用になる。。。とか。。。お得か。。。

 

がん患者はゆっくり終活できるから、急死の人よりいいよねっていうけど、、、ちょっとへこんだな。ちょっとした思い出って言ったけど、歳を取ったらこのちょっとした思い出で酒一杯呑めるのにな。。。なーんて。

 

なんかこの時期はコロナ&終活で落ちてたな。