大田区観戦まで

 

これが初めてのブログとなるので、簡単に私のことについて触れておく。

私が東京女子プロレス……それどころか、プロレスそのものに興味を持ったのは昨年の5月のことだった。

あまりにもお金が無く、家でゴールデンウィークを過ごしていた時、YouTubeのおすすめに東京女子プロレス無料配信動画が流れてきた。

 

 

 

 

全くプロレスに触れてこなかった人生だったが、ここで溌溂と動く東京女子の選手に心を奪われた。

関連動画を貪り堀っていき、あれよあれよという間にWRESTLE UNIVERSEに登録。

どっぷりと東京女子に浸かるゴールデンウィークになった。

 

そして昨年8月に後楽園で行われた東京プリンセスカップ決勝戦でプロレス初観戦。

これまで月1ペースで観戦し、昨年のTDC以降のビッグマッチは毎回観戦している。

 

今回の大田区も開催が発表されてすぐに宿を抑え、スーパーシートのチケットも手に入れた。

私はアイドル文化にも疎いので「推し」という感覚はよく分からないが、あるとすれば「東京女子プロレス推し」だろう。

中でも誰が好きか、と問われると伊藤麻希選手のファンだ。

その伊藤ちゃんがメインを張るというのだから、いつも以上に緊張して大田区総合体育館に向かうことになった。

 

そして、このブログは「プロレス観戦記」というよりは「プロレス観戦メインの旅行記」となっています。

プロレス以外の話が半分以上あるのでご了承ください。

 

 

  出発~東京都美術館

 

さて、ここからはプロレスと離れた話になるので飛ばしてもらって構いません……。

地方民の遠征旅行を楽しんで頂ければ幸いです。

 

 

私は中部地方に住んでいるので、メインの玄関口は名古屋になる。

自宅から一時間かけて名古屋駅に到着し、そこから新幹線で1時間40分かけて東京へと向かう。

いつもは本を読んで時間を潰しているが、今回は一週間前に行われたツイッタースペース10時間ぶっ通し配信を聞いていた。

 

 

まだ聞けていないところもあるので、どこかで時間作らないと……。

 

さて、遠征の醍醐味といえば現地の観光である。

しかし、東京は何回も来ているし(今年はこれで5回目!)改めて行きたいところも無い。

そういった場合は時期によって内容が変わる美術館巡りが最適だ。

比較的安価で、時間の都合もつけやすい。

今回は東京都美術館で行われているマティス展を見に行ってきた。

 

9時30分頃に上野に到着。

空はどんよりと黒ずんでいて、湿気が多く不快指数の高い朝だった。

 

 

マティスといえば「ダンス」を思い浮かべる人が多いだろうが、風景画や人物画、そして彫刻がメインの展示になっていた。

マティスが彫刻をやっていたとは知らなかった……。

 

緑の食器棚と静物

緑色の食器戸棚と静物

 

だいぶセザンヌ味のある作品。

色彩の開放はまだだけど、その予兆を感じる。

 

 

一番良いなと思った作品。

静けさと安らぎが素晴らしい。

 

赤の大きな室内

 

これぞマティスという作品。

真っ赤なのに不思議とそれに違和感を覚えない。

なぜか納得してしまうマティスの魔法がかかったかのような作品。好き。

 

もっとも感銘を受けたのは、どこかに書いてあった説明文……感銘を受けたのに覚えていない。

たしかこんなような内容だった

「たとえ表現(描写?)を曖昧にされても、その人の魅力は隠れることはできない」

という趣旨の言葉だったと思う。

マティスはその魅力に気付いて、大胆に描くことができた作家だったのかな。

 

観終えてからは特設ショップでグッズを購入した。

Tシャツ・クリアファイル・ポストカード・マグネット

 

なぜかTシャツはSサイズとXLサイズしか売っていなかった。

普段はMかLを着ているので、ちょっと大きくて残念だった……。

 

 

美術館を後にし、少し早めの昼食へ。

せっかく上野にいるということで、アメ横の方へと足を向けてみた。

 

 

ぶらり路上プロレスの聖地でもある。

しかし時間はまだ11時前。

人も少ないうえにまだ開いていないお店も多かったが、海鮮丼屋さん(お店の名前忘れた)に吸い込まれて着席。

マグロ丼を注文した。

 

私は好き嫌いが多く、海鮮系の食べ物はほぼ食べられない。

それでもマグロは好きなので、たまに寿司屋に行ってはマグロだけを貪っている。

 

これで700円とリーズナブル。

ご飯茶碗一杯分なので量はそれほど無かったが、プロレス観戦中に催すのが嫌だったので丁度よかった。

マグロで活気をつけて、いざ大田区へ。

 

 

  東京女子プロレス 大田区総合体育館 SUMMER SUN PRINCESS '23

 

アメ横をそのまま歩き抜け、御徒町から電車に乗り品川で乗り換えて京急蒲田駅に到着した。

この頃には少し太陽が顔を覗かせ、嫌な湿気も散り始めていた。。

 

10分ほど歩くと、大田区総合体育館の看板が見えてきた。

 

思ったよりもこじんまりとしていて、看板のヨレヨレ具合に「本当にここだよな?」と少し戸惑ってしまった。

前回ビッグマッチが行われた有明コロシアムが大きすぎたせいもあるかもしれない。

 

開場の30分前に到着したがすでに100人以上並んでいた。

入場後の物販でもかなりの行列ができてしまい、グッズを買うのも一苦労。

コミケの企業ブースで使われているオーダーシートのようなものが欲しくなった。

こんなの

 

購入したグッズはこちら

TJPW×NEWERAキャップ SSP'23Tシャツ SSP'23マフラータオル SSP’23フレークシール

 

キャップの購入特典はリカさんだった。

普段はキャップは被らないが、これを機に被ってどこか行こうかしら。

缶バッジくじや生写真くじは未購入。

私は収集癖があって集め始めると全種類揃えたくなってしまうので、こういった類のものはなるべく避けている。

他にも既存グッズを買いたかったが、一週間前に競馬で7万円負けてしまい極度の金欠だったので泣く泣く諦めた。

 

さらに特典類をゲット。

 

スーパーシート特典の非売品ポートレートブック!

 

 

世界一かわいい伊藤ちゃんはこちら。

YouTubeの会員先行予約特番でも言ってるけど、このポートレートブックだけでも3万円以上の価値はある。

破格のお値段だと思う。

 

 

レッスルユニバース会員特典のポストカード。

購入するときにユニバースの画面を見せる必要があるのだが、係の人に見せたら「アップデートしてください」の文字が……。

普段PCで見ているから全く気付かなかった。恥ずかしい……。

アップデートして再び見せたら「アップデートありがとうございます!」と言っていただけた。

こんな無能に優しくして頂いて本当にありがとうございます。

 

 

こちらは入場時にもらったうちわ。

コミケで使おう。

 

会場に入ると、「ああ、ビッグマッチに来たな」と実感。

広くて薄暗くてなにより雰囲気がいい。

なんか、天井が高いほどワクワクする。

 

目の前はこんな感じ。

スーパーシートなので最前列。

この席に座っていると紙テープを投げてほしいと依頼されることが多く、今回も十数人分頂いた。

いずれ自分でも紙テープを巻いてみたい。

 

前説~アプガプロレス

すみません。先に謝っておきますが、私は普段写真を撮りません。

今回はなんとなく「ブログ書きたいなぁ」と頭にあったのでちょこちょこ撮ってますが、下手くそです。

数もそんなにありません。

写真を撮っていない試合もありますので、ご容赦ください。

 

さて、いつもの難波ちゃんの前説からスタート。

私の席からはサトシの帽子が最初からまる見えだった。あれ欲しいな……。

と思ってAmazonで調べたら簡単に手に入りそうだった。買うかも。

 

アプガプロレスの最初の曲は「Rxck it Nxw!」

単独ライブで聞いて以来だったので、プロレスの場では初披露。

「ベイビーフェイス」もそうだけど、これまでのアプガプロレスとはイメージの違う曲。

アイドルとしても芸が多彩になっていくなぁ……。

最後は「アッパーキック」で締め。

最近聞いていなかったので流れたときは嬉しかった。

 

 

鈴芽&遠藤有栖 vs 宮本もか&長野じゅりあ

こんな写真しか無かった……。

これがiPhone8と写真素人の限界値。

 

長野じゅりあさんの復帰戦。

タッグトーナメントのときに怪我をしたから、なんと半年ぶりの試合となる。

それでもそれを感じさせない機敏な動き。

ウエイトトレーニングがメインだったと語っていた通り、蹴りの威力が増しているように感じた。

女優さんでもあるし、表現力がピカイチ。感情をストレートに出してくるのが素敵。

 

しかし、相手は過去に2度対戦しているでいじーもんきー。

これまで1勝1敗だったが、最後にはでじもんが貫禄を見せつけた。

 

有栖もかなり体が大きくなっているし、鈴芽もグラウンド技が増えてきて面白い。

空位になっているタッグ王座を狙ってもいいんじゃないか?

 

 

桐生真弥&猫はるな&HIMAWARI&鈴木志乃 vs 鳥喰かや&凍雅&風城ハル&大久保琉那

こちらは猫さん復帰戦。

とはいえ、入退場のときに真弥さんの力を借りていたのでまだ完治していないのかな……。心配。

おにゃんぽも出なかったので本調子ではないだろうけど、じっくりと治してほしい。

そんな猫さんの悪行に真弥さんが謝罪。

 

「ウチの猫が復帰早々顔を引っ搔いてしまい大変申し訳ございませんでした」

という真弥さんの謝罪を撮りたかったのだけど、ハルちゃんがもろ被りしてしまった。

ハルちゃんに被るように謝罪した真弥さんに謝ってほしい……。

 

そしてこの試合のハイライトはハルちゃんの活躍!

ついに初勝利か? と思わず前のめりになるほどの畳みかけだった。

この調子なら初勝利は近いと思う。

 

あとはハルちゃんを救った凍牙さんも忘れられない。

めっちゃカッコよかった。

あんな風に助けられたら誰でも惚れちゃうよ。

凍牙さんも初勝利はまだだけど、いつ勝ってもおかしくないよね。

 

 

水波綾&角田奈穂 vs 上福ゆき&朱崇花

この試合は最初からずっと試合が動きっぱなしで写真を撮っている隙が無かった。

 

こんなの面白すぎる。

 

アニキの入場は相変わらず最高だし、アニキ化した角田さんも最高。

その入場を台無しにするVENYUも最高。

 

特に朱崇花さんの場外ムーンサルトの衝撃たるや。

ドスンという振動が私の足にも直に伝わってきた。

さらにかみーゆもアニキ化したりして戦いはカオスな状況へ。

 

アニキコール、カクタコール、VENYUへのブーイングなど盛り上がりどころ満載。

会場を大いに温めてくれた。

 

そして試合は角田さんが紫電改で決めた。

プリンセスカップではこの二人がぶつかることに。

こちらも非常に楽しみ。

 

 

バートビクセン vs 乃蒼ヒカリ

急遽DEFY女子王座戦となった一戦。

DEFY女子王座は2022年10月に新設された王座で、バートビクセン選手はその初代王者である。

さらに今年の4月にはシアトルで山下実優選手相手に防衛戦を行い勝利していたりと、かなりの強者。

4月にリカさんとIP王座をかけて戦ったときは負けたものの、この時はDEFY女子王座は懸けられていなかった。

 

ヒカリはアレックスウィンザー選手にIP王座挑戦して以来のタイトルマッチかな?

今年はソーヤーレックとデスマッチをやったり、海外選手と絡むことが増えている。

今後はIP王座挑戦……あるかな?

 

ビクセンの身長は170くらいあるだろうか。

体格差はあるもののひたすら受けては反撃受けては反撃。

シングルマッチだったがスピーディで見応えのある攻防だった。

 

キツイ攻撃を受けてもやられたらやり返す!

ひたすら「カッコイイ!」のオンパレード!

 

最後の晩餐で勝ったかと思ったけど……残念。

ビクセンのパワーに押し切られてしまった。

 

そして、なんと7/28(現地時間)に伊藤ちゃんがDEFY女子王座に挑戦することが決定した。

山下さん、ヒカリちゃん、そして伊藤ちゃんまでも負けるわけにはいかない。

ベルトを持ち帰って、ヒカリvs伊藤ちゃんの因縁(?)の対決に期待してしまう。

 

 

中島翔子&ハイパーミサヲ vs 

アジャコング&らく vs 

マックス・ジ・インペイラー&原宿ぽむ

しょっぱなから凄い迫力……。

この写真を撮った直後、ミサヲさんが間に入って享楽共鳴の存在もアピール。

場面展開や転換が多すぎてこの試合もあまり試合を撮れなかった。

ぽむが終始逃げていたり、場外でも動きがあったのでどこに意識を向けていいかわからないワチャワチャ具合だった。

 

インペイラーちゃんとぽむの友情(?)もまだ続いているようでよかった。連携技も出てたしね。

ぽむ投げはもう……立派な技として認めていいんじゃないかな。大社長も言っているし。

 

東京女子の選手もぽむ投げをやってみてほしい。敵味方関係なく。

 

この試合で残念だったのがハイパミ号のアタックをちゃんと見れなかったこと。

私の席から見えづらかったというのもあるけど、展開が早すぎて全く目で追えていなかった。

レッスルユニバースで確認してもギリギリでカメラのスイッチが間に合った感じだし……。

凄く楽しい闘いだったのでもう終わってしまうのか、というのが一番の気持ち。

ぽむには悪いけど、もう一度見てみたい。

 

 

ナイラ・ローズ vs 渡辺未詩

本来はナイラローズとユカっちが戦うはずだったが、怪我があり代打に選ばれたのが渡辺未詩。

東女でパワー対決なら未詩に任せるのが一番だろうけど、それにしても桁違いの体格、そしてパワー。

でかくてパワーもあって、動きも早い!

レッスルユニバースで配信されているAEWの動画を見て、ダイビングニードロップとかエグイ飛び技もあって怖いなぁ……と思っていたけど、まさか日本で見ることになるとは。

 

ここはもう全力で未詩応援。

それにしても、未詩の筋肉はどんどん素晴らしくなっている気がする。

私は昨年東京女子を知ったばかりの若造であるが、それでも成長を感じるくらいだ。

 

思わず声が出たのは未詩のドロップキック。

去年のアレックスウィンザー戦以来かな?

あまり出さないけど凄くきれいなのでもっと見てみたい。

今のパワーに加えて飛び技を極めてきたら手が付けられなくなってしまう。

 

そして問題はナイラローズを回せるか、ということ。

過去にアニキやハイディを回してきたとはいえ、さすがにでかすぎる……。

 

一回転だけど……回した!

凄い!凄いんだけど、やっぱり未詩は納得していないようで悔しがっていた。

 

ここは感情移入してしまって、私まで辛い気持ちになってしまった。

ナイラローズを投げ捨て、悔しさのあまり声を荒げながらトップロープに体を預ける未詩。

私の席からはその表情を見ることは出来なかったけど、それでも痛いほど想像できた。

 

その後はアバランシュホールドを決めてそのパワーを依然見せつけるものの、最後はビーストボムで決められてしまった。

負けたとはいえ、進化したパワーを見せつけてくれた。

ナイラローズが試合後コメントで言っていたように、世界への扉は開いているはず!

 

 

 

と、……実はメインイベントまで書いたところで文字数制限を食らってしまった。

ちょうどナイラローズ戦で大会も休憩に入ったので、ブログもここで前編終了。

後編へと続きます。