2016年4月19日
東日本大震災で城郭が崩壊した、白河小峰城の復旧工事は、今日も粛々と続けられていました。
JR東日本・東北本線 白河駅方向(小峰城公園側)から、小峰城・三重櫓を望む。
小峰城跡の入口付近には、東日本大震災の被災状況や、復旧工事の過程を知らせる掲示が並ぶ。地元ボランティアの無料案内も受けられる。
被災から5年を経過し、小峰城跡正面の石垣(一部)と、本丸跡の広場、三重櫓まで入れる状況に。白河駅側から見えない部分は、まだまだ復旧工事の途上。
平成になって復元された、小峰城・三重櫓。震災では、三重櫓の麓近くまで石垣が崩壊した。現在では、強固な基礎を持った石垣が再建された。
いち早く再建された石垣上部から、本丸跡の広場と、三重櫓を望む。
三重櫓は、平成になって復元された為か、震災に耐えた。天守閣は復元されていない為、三重櫓が小峰城の「象徴」。
小峰城の東、西、北側は、まだまだ基礎工事の段階で、石垣を積み上げる復旧工事は当分先になりそう。
小峰城本丸跡の、再建された石垣上部から、東側を望む。近くの工場跡地には、震災仮設住宅が立ち並ぶ。山頂のテレビ中継局は倒壊。遠くには、山体崩壊し、巨岩が幹線道路を塞いだ山肌が見える。
白河小峰城・三重櫓入口から、JR白河駅側、南方向を望む。本丸跡の広場で、色が変わっている部分が、震災で崩壊した部分。
同じく、三重櫓入口から、那須連峰側の西方向を望む。白河市街からは裏手になる西・北方向の城郭崩壊は深刻で、未だ石垣の再建段階に入っていない。
三重櫓入口の「おとめ桜」付近から、那須連峰と、JR東日本・東北新幹線 新白河駅周辺の新市街地を望む。崩壊した石垣が並べられ、元通りに積み上げられる日を待っている。