先週は特養にいっておりました。
研修で、「現場をみてこい」という趣旨のもと。
因みに特養とは…
wikipediaを参照してみてください。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%B9%E5%88%A5%E9%A4%8A%E8%AD%B7%E8%80%81%E4%BA%BA%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0
簡単にいえば、家族だけでは介護をする事ができなくなってしまった人をあずける施設で、地方自治体支援がある施設ですね。
少子高齢化社会のひずみはもう目の前まできております。
といっても、
結局うちら20代の人達は何も現実味もなく、生きているわけですが、
介護施設をみて思うのは、
「自分が高齢者になったらどういう生活をすごしているか」
につきます。
特養の関係者の方々には大変申し訳ありませんが、
実際、あまりああいう施設にはぼくは入りたくありません。
自宅か、もしくは静かに病院で死にたいです。
「おそらく、今の20代の人にアンケートをとってみれば、特養にはできるだけ入りたくない」
というアンケート結果がでるでしょう。十中八九。
雰囲気に独特なものがあります。
食事も、大変気を使っていると思いますが、何か物足りないものがある…という感じです。
国の人間が、政府が行っていることに批判を述べることは控えるべきですが、まぁ、そういうものです。
しかし、お金がなくて、家族にも嫌われれば、ぼくも特養に入って死ぬわけです。
それはそれで仕方ないでしょう。
長生きがしたい世界であってほしいです。
また一方で、感じたのが、職員さんのお給料。
介護福祉士の平均年収は330万円程度で、手取り20数万円程度。
そこまで少ないわけではないが、そこからののびしろがないとのこと。
確かにその年収ではなかなか、家族を養っていくことはできない。
5年以上介護福祉士で働くとケアマネジャーになれるが、そのお給料体系は
・ 20万~25万円未満……24.7%
・ 25万~30万円未満… …20.9%
・ 30万以上…………………20.3%
http://boki-tac.com/3/4/000005.php
となっている。
だいぶお給料は改善されるようだが、ある程度屋根があるのだろうなという印象。
介護の質を向上させるためには、介護士の人数をふやさなくてはなりません。
だけど、財政にはかぎりがあります。
社会福祉に予算をつけるためには税金が必要です。
税金を増やすには経済成長を高めるか、増税をするべきです。
だけど増税をする事は国民の反感を買います。
ぼくはわかりました。
特養等の他、介護の施設への理解を国民に広め、将来の老後について若者にアンケートをとればよいのです。
そのアンケート結果は絶対的に日本を震わせます。
そうすれば、国の社会福祉にたいする態度はかわると思います。
つまり、増税もしうるということ。
消費税による増税には、ぼくはあまり賛成にはなれませんが、増税をさらに議論しあうチャンスにはなるはずです。
確定拠出年金など、年金問題にもふれたかったですが、紙面もだいぶつかってしまったのでまたの機会に。