昔、流行った 高級言語マシン というものを忘れられず。
わたくしは、MIT Lispマシン系の Symbolics 3600シリーズの最終型も所有している。
(上の写真は、すべてWeb上のリンク。自分ちの機械の写真は出てこない(涙))
そのMIT Lisp マシンのドキュメントが、例によって、bitsavers.org にある。
MIT AI Lab.のAI Memoもある。
昔、大学生の頃、読みたくても、なかなか入手できなかったものだ。
AI Memo のディレクトリ http://www.bitsavers.org/pdf/mit/ai/aim/
MITの成功したLispマシン「CADR」というのがある。SymbolicsはCADRを商品化したものだ。
CADRの回路図やら、説明やら、Lisp Machine Manual(リスプ・しーんにゅある)もある。
http://www.bitsavers.org/pdf/mit/cadr/
CADRのハードウェア、特にマイクロ・アーキテクチャを、若者に紹介したく、
AI Memo 528 CADR (ハードウェア解説)
を和訳した。
今日現在は、まだ、ドラフト状態だが、無いよりマシだろう。技術的内容には、致命的な誤りは無いと思う。
詳しくは、僕のWebで。和訳も↓にあり。
CADRについて
ボストンの MIT のコンピュータ博物館で、CADRかCONSマシンの写真を撮ってきたのだが、まだ、発掘できていない。
ちなみに、「CADR」は、京大数解研の地下では、「かーどる」と読んでいた。
Kyoto Common Lispを作った萩谷さん、湯淺さんが、そう発音していたので、マイナーな読み方ではないだろう。
さて、こういう和訳をやったので、その宣伝に、
shibuya.lisp
Google Groups の shibuya.lisp
というものの、道玄坂上で行われた、第5回の集まりの、ライトニング・トークで、話させてもらった。
その資料 PDF
Shibuya.lisp だけあって、普通のLisper よりオシャレな若者が多く、(オシャレじゃない若者も多いが) ちょっと、ビビった。
おじさんは、Lisp界には友達が多いと思ったんだけど、渋谷にはあんまり居ないのね。
日比野さんぐらいが知り合いだった。その日比野さんは、NTTのELISを作った日比野さんの息子さんだった。それさえも知らなかった。
でも、そこは Lisper同士。アホなことを言い合い、すぐに仲良しに。
代入を許さない堅い言語の人とは違って、適当感あふれるアホな人々は楽しいなぁ♪
わたくしは、何を隠そう、道玄坂の上の方にあった ASTEC (現 アールワークス)で、働いていたことがあるのだ。
道玄坂には、ASTECやUNIX業界人 御用達の
「さくら」
があるのだ。
ということで、二次会は、高齢者数名を含む、みんなで「さくら」に行ったのだった。