※これは、 Lisp Advent Calendar 2021 のDEC/21/2021ですが、2022年正月に書いてます(^^;
Raspberry Pi 4は、64bitだし、メモリ多いし、そこそこ速いので、Lisp Machineシミュレータを動かしたい。
なんか、割と新しいものがあっさり動いて良かった。\(^^)/
(中途半端に新しいものは、Micro codeとROMの内容が合わなかったりして、難儀していた)
試した Raspi4
model: Raspberry Pi 4 Model B Rev 1.4
OS: Raspbian GNU/Linux 10 (buster)
メモリ: 8GB
ここでは、x86_64bit(amd64) Linuxも使用する。
使用した amd64 Linuxは、Ubuntu 21.04
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今回のLisp Machine(lispm)シミュレータや、Lispm ディスク・イメージ、マイクロコードなどは、
tumbleweed.nu usim
からいただく。
まずは、amd64 Ubuntuで、下記を実行し、一式を取ってくる。
fossil コマンドが入っていない場合は、
$ sudo apt install fossil
でインストール。
$ mkdir usim-new
$ cd usim-new
$ fossil open https://tumbleweed.nu/r/l --workdir l
$ cd l
$ ./m -s
これで、自動的にmakeまで行われる。
$ cd usim
$ ./usim
で、amd64 Ubuntuで、Lisp Machine シミュレータが起動する。
遊び方は、
lispマシン・シミュレータ usim とlispマシンの使い方
や
usim ocumentation
を参照のこと。
amd64 Ubuntuから、Raspi4 へファイルをコピーする。
色んな方法があるが…
今回は、amd64 Ubuntuから Raspi4 へ、scpする。
対象のRaspi4 の IPアドレスが、192.168.1.19として、
$ cd ../.. (usim-new/ のあるディレクトリへ移動)
$ scp -rp usim-new 192.168.1.19:
ここから、Raspi4 で作業。
(ssh -X 192.168.1.19 とかで作業しても、特段の問題は無いはず)
Raspi4 の Homeディレクトリに、usim-new/ があるはず。
$ cd usim-new
$ cd l
$ cd chaos
$ make clean
$ make
※多少の警告が出るが、気にしない
$ cd ../usim
$ make clean
$ make
※多少の警告が出るが、気にしない
以上で、usim ができあがる。
$ ./usim
で、めでたく起動。
ただし…
Create Windowのマウス 左クリックは、すばやく3〜4回ぐらいクリックしないと、認識されない。\(^^;/
この現象は、Raspi4のコンソールでも、ssh -X でも同様。
この現象を修正したかったが、ギブアップですぅ〜
また、ssh -X は、マウスの反応にディレイがある。マウス・イベントを取りすぎているので、これは仕方ない。
なお、ディスクイメージ、マイクロコード、ROMイメージなどは、usim-new/l/sys78/ にある。
以上