azul y amarillo がんばれ!武雄高校女子サッカー部

azul y amarillo がんばれ!武雄高校女子サッカー部

佐賀県武雄市で活動する武雄高校女子サッカー部のブログ


高校生新入部員は常時、募集中です!




小学生、中学生、大学生、社会人の練習参加も常時、受け付けています


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武雄高校女子サッカー部がこれからどうなるかは、自分には分かりません。どうすることもできません




今は新しい仕事に全力で打ち込んでいます



いつまでも振り返ってばかりはいられないから







でも、大事な時には黄色のネクタイをし、黄色の腕時計をして、黄色のネックウォーマーをして


誰よりも黄色と青のユニフォームを、このチームを大切にしてきた




たとえ、どれほど新しい仕事に打ち込んでいたとしても、あの狭いグラウンドで過ごした日々は自分にとってかけがえのないものであることに変わりはない


  



 
猛暑の中、選手二人と始めた練習
  

初めての試合、初めての遠征、初めての総体、初めての合宿


雨の中階段ダッシュをしたこと


カチカチのご飯を食べたこと


朝6時からトレーニングしたこと


なすすべもなく何十点もとられたこと


総体前の練習試合で怪我をさせてしまったこと



いいことも嫌なことも嬉しかったことも悲しかったことも悔しかったことも寂しかったこともいろいろあったけれど、

すべてを自分のプラスとして活かせているかはわからないけれど、いろんなことを教えてもらいました







本当にどれだけ言葉を尽くしても、言いきれない、言い表せない、いろんな気持ちがあります








でも、だからこそここで一旦、区切りをつけなければ


みんなが後ろ向きでなく、前向きに進んでいかなければならないのだと思います







今は、自分に対して、ワァキャー言ってくれるけれど


本当は、誰それ?  そんな昔のこと忘れたし、とか言われる方が、チームとしてはいいのだろうと思います







人には、努力して変えられることと

努力してもどうにもならないことがあります







努力してもどうにもならないことはほっといて、努力して変えられることに全力を尽くしてほしいと思います














高校総体で最高のサッカーができるように祈っています









試合で頑張るとか当たり前






大事なことは、それまでの時間を、準備を、いかにしてきたか








残されたわずかな時間を大切に過ごしてください





これまでの活動を応援し、支えてくださった多くの方々には、何とお礼を言っても足りないぐらい本当に感謝しています





本当に素晴らしい人たちに囲まれ、助けていただきながら、サッカーに関わることができた、と思います





自分はただただいろんなことを好き勝手にやってきただけですが、それができたのは周りの人たちの支えがあったからです








   
異動はもちろん私が望んだことではありません



異動の話が出た後も、ほとんど関係なく練習や試合にも望んだつもりです

もちろん、その後のことも考えて、今までよりは練習や試合の意味について話をしたりはしましたが…






本当に最後までいつも通りにやろうと、一生懸命やっても、その結果を見届けるのは俺ではない、という邪念が度々頭をもたげましたが、それを振り払いながら、極力、普通にやってきたつもりです







それでもひとつだけ謝らなければならないのは3月31日のことです





私は、練習に遅れていく、というのが好きではない、というか苦手です

遅れて行って、後からあれやこれやと偉そうに言うことに引け目を感じてしまう

3月27日から九州トレセンの仕事があり、練習を見ることができませんでした

3月31日の練習には、最初から行くつもりでしたが、いろいろな事務的な手続きなどがあり、気付いたら練習開始から2時間ほど経っていました

ただでさえ三日間練習を見ていなくて、しかも大きく遅れてしまった。しかも、最後の練習…

心が折れてしまいました

どんな顔をして練習に行けばよいのか分からなくなってしまいました






とにかくそれ以前から、苦しく、寂しい気持ちが募っていて

その気持ちを表現する方法が分からなくて

もうこのまま何事もなかったかのように消えてなくなった方がいいのかもしれないとかいろいろ考えたり…










言葉にすれば、夢物語のようなサッカーかもしれません


見た人には、全然違うやん、と言われるかも知れません


でも、目指してきたのは、そういうことです






これから先もずっとそうでなければならない、とか


そうであってほしい、ということではありません








ただ、サッカーにおいても、自分の人生においても、自分の判断を大事にしてほしい


そして、自分の判断に責任を持ってほしい


そして、自分なりの判断をするために、他の多くの人の意見に耳を傾けたり、周りを見て情報を得ることを怠らないでほしい






技術や情報を得ることがベースにあって、


自分で判断する、という心構えがあって、


その判断に責任を持つ、と肚をくくる





それは、誰が指導者であれ変わらないことなのではないかと思います
今のところの答えは


2年間で魅力持った選手、個性を生かした選手を育てる、ということ


1年目は、魅力や個性を発揮するベースとなる技術を身につけさせる、ということ


その、成長段階の違う選手を組み合わせながら、高校総体までにチームとして魅力を発揮できるように仕上げること、ということです









そのためにもっとも大切なことは、我慢




確かに、蹴れば一時的にピンチは去る

リスクもない




それでも、成長するためには、持ちすぎて取られる、という経験も必要









その失敗によって何に気づくのか?


より早く蹴ればいいということか?








そうではない


 


見ること


より多くの情報をとること


考えること


判断すること


そして、それらのスピードを速くしなければならないということ


蹴るスピードではなくて…








時間がない中で、多くの失敗に挑戦させてきたつもり



ボールをどう持つのか

相手を恐れないという自信をどうやって身につけるのか








誰よりも速く足を動かす

誰よりも速くボールに触る

そのボールを取られないように守る

ゴリゴリに守らなくとも、取りにきたらかわせる技術を身につける

敵を恐れない、そして、パスを受けようとしている味方を見逃さない

パスを出す技術とパスを受ける技術の融合…








そういった技術とチームとしての仕上げという時間との戦い






本当にいろいろなことを選手のみなさんから教えてもらいました





ピッチの白線をまたいだら、そこから先は選手だけの世界です



どんな判断をするのか、どんなプレーをするのかは、選手が決めること





指導者も、観客も、ワーワー言ったところで、どうすることもできない世界




だから、自信を持ってプレーしなければならない






困ったらベンチの声を聞く、困ったらベンチの方を見る、怒られないようにプレーする…


くだらないこと






あそこにパス出すと思ってるやろ?

出さへんよ、ドリで抜いて、違う方にパス出すよ



敵を欺き、観客を欺き、でも味方は、うちのチームやったらそういうこともするやろな、と準備ができている


ドリして取られることさえも想定内




選手の頭の中が同じ考えになっていることが大切




もう一つ、大切にしてきたことは、ロボットは作らない、ということです



尊敬する指導者の方との話の中で、

あなたは自分の思い通りに動くロボットを作ろうとしてませんか、という話になりました







その話を聞いた時、自分は今まで何を指導してきたのか、という衝撃を受けました







これは自分にとってかなり重いテーマでした





というのは、人に何かを教える以上、何らかの方向性がなければならない

無味無臭、何の特徴もないサッカーというのもありえないし

そこには何らかの色が出ると思ったからです






では、ロボットを作らずに、何をどう教えればいいのか?












そこで自分が考えたのは、



私自身の考えを上回るようなサッカーをしてくれる選手を育てること



見ている観客の想像を超えるようなプレーをする選手を育てること


でした。

では、どうすればそのような選手を育てることができるのか?



型にはめなければそういう選手が育つのか?



高校サッカーというわずかな時間の中で何から教えればいいのか?



教えたほうがいいのか?   教えないほうがいいのか?




このことについては本当に試行錯誤の繰り返しでした