科学技術が発展し、便利な道具がたくさん登場したことで、
人間は果たして幸せになったのか。
つまり数十年前よりも、数百年前よりも、
人間は幸せになったか。
特に変わっていないのではないか、と私は思います。
おいしいものもたくさん作り出され、
素敵なお店もたくさんでき、それで一時的には幸せは生み出されたのだと思いますが、
人間はそれに慣れてしまって、そうやって幸せが作り出されて当然だと
考えるようになってきてしまったのだと思います。
パソコンから注文すれば商品が届くようになってすごいと思っていたのも束の間、
スマホで大量のショップの中から商品が注文できるようになりました。
こうしたことに慣れてしまい、子どものことも、
「こんなのできて当たり前じゃないの!」と思うようになってきたのだと思います。
こうした思考回路が数十年以上の単位で、徐々に進んでいった結果なのだろうと思います。
PISAの調査結果が出るたびに指摘されますが、
日本の子どもは学ぶ意欲が低いです。
また、親を尊敬する割合が国際的に低いという調査結果もしばしば出ます。
戦後、世界史上稀に見る高度経済成長を成し遂げた訳ですが、
その裏で、幸せ慣れのような思考回路が相当なペースで進んだのではないかと思います。
世界最速のペースで少子化が進行し、世界に例もないくらい多数の不登校・引きこもりが
生じるようになった要因として、上記のような幸せ慣れとも言うべき思考回路の進行があったように思います。
私たちは、今一度、当たり前に思えることがらは決して当たり前ではないと再認識し、
普通にあることがいかに幸せかを感じることが必要ではないかと思います。
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