【中学受験向け】倍率と難易度の関係 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

受験生保護者が理解しておくべきことの一つに、
倍率が高いから難しくなるわけではない、ということがあります。
 
誤解している方が少なくないと思いますが、
(小5保護者様だと半数くらいは誤解されているだろうと推測します)
受験校選定を誤りますので、正しく理解が必要です。
 
私立中学には、第一志望の子に多く入学してほしいという意図がありますので、
2/1、2/3、2/4、と3回受験機会を設定するとしても、
2/1に100名、2/3に50名、2/4に30名、のように、2/1の人数を多くします。
 
どの中学も2/1の募集枠は大きいですから、受験倍率は下がります。
そして、2/3や2/4は募集人員が少ないために、倍率は上がりますが、
優秀な受験生がたくさん受けるとは限りませんので、合格可能性偏差値が上がるとは限りません。
2/1に希望の学校に受かった生徒は2/3や2/4の日程は受験しない子も多いです。
実際、2/1と同じくらいのに難易度のなっている学校も多いです。
 
もちろん、2/3や2/4に10名程度の募集にすると、倍率も上がりやすいですし、
合格可能性偏差値も上がりやすいですが、それは2/1の受験機会に比べれば、という話で、
他の学校よりも難易度が大幅に上がるということではありません。
 
同じ20名の募集でも、午前実施ならば他と競合する可能性が高いですから、倍率はあまり上がりませんが、
午後だと実施する学校が少ないので、倍率が上がりやすいです。
また、近くの似たタイプの学校で受験があれば、分散しますので、倍率は出にくくなります。
 
結局のところ、合格可能性偏差値(難易度)は、
2/1にA校が60(倍率2.2倍)、B校が50(倍率1.8)であれば、
2/3もA校が62(2.5倍)、B校が52(3.1倍)、というように後の日程の方が少し難易度が上がりますが、
難易度が逆転することはあまり多くありません。
2/1・2/2・2/3と倍率が上がっても、合格可能性偏差値がほぼ同じ、という学校も多くあります。
 
2/1の倍率2倍のC校の合格可能性偏差値60、
2/3の倍率5倍のD校の合格可能性偏差値55、
ということは普通に見られます。
倍率が高ければ合格可能性偏差値が高い訳ではありません。
 
受験生が多少増えたとしても、合格可能性偏差値はあまり動きません。
(新設校は別です。また、この数年の大学付属校人気のような大きな流行がある場合は、合格可能性偏差は動きます。
前年に比べて受験生が2倍くらいに増える場合は、合格可能性偏差値は動きます。
倍率は前年度の倍率と較べて、初めて意味があります。)
 
倍率をみるよりも、合格可能性偏差値を見た方が正確です。
模擬試験実施会社の推計は信頼に値するものです。
 
※募集数が10名くらいになってくると、追跡調査もかけずらいため、
信頼した値になりにくいです。こういう場合は、合格ラインは動きやすいと踏まえておく必要があります。
 
 
 
 
 

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