思春期中学生の対応(高校受験) | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

思春期になりますと、親を遠ざけようとします。
自然な経過です。
 
一人立ちしたい、
とか、
家を出て自由に生活したい、
などと思うようになります。
 
自立への道には様々なパターンがあります。
4分類にすると、以下の通りです。
(明確に分類できるようなものではないのですが)
 
1:)
親に学校のことなどを、いろいろと話すタイプ。
親への反発は小さいが、不満を抱いている(表立っての衝突はない)
女子に多い。
学校でも活動的という場合もあれば、学校ではおとなしい、という場合もあり。
 
2:)
親をうっとおしいと思っていることを、表に出すタイプ。
「勉強やっているの?」
に対して、
「全部やってるよ、うるさい!」
しか、返ってこない。
実は、全然やってないことも多い。
親への反発が強い。
学校では元気に活動。
 
3:)
反発は小さいが、全然話さない。
何がどうなっているのか、親にはわからない。
学校でもおとなしい場合もあれば、特定の子とはよく話すという場合もある。
 
4:)
小学生とあまり変わらないタイプ。
男子に多い。
まだ勉強してないでしょ!と言われて
「え~、このゲーム終わったらやるよ~」と普通に言えるタイプ。
親への反発は小さい。
 
 
1:)は、付き合いやすいように見えて、手間暇がかかりますし、
母子密着による問題を抱えることもあり、簡単ではありません。
(この点は、斎藤環さん「母は娘の人生を支配する」が鋭い指摘をされています)
2:)や3:)は、手間暇かかりませんが、
一体この子はどうなるんだろう、という不安があります。
4:)の場合は、小学生と同様、ほめてあげて、
親が誘導して、高校受験などに導くということがある程度必要になります。
 
結局、どのパターンにしても、楽も大変もない、と思います。
 
4:)は自立の芽生えが小さいので、これを除いて、
1:)2:)3:)については、
個として尊重してあげることの重要性は、同じだと思います。
 
今春の入試でも、直前になって、急に受験校を変えた子がいました。
保護者の方もびっくり。私も驚きました。
保護者の方が素晴らしかったのは、普段は全然意思表示しない、
その子の希望を尊重した点です。
合格したので、ことなきを得ましたが、仮に不合格だったとしても、
きっと保護者の方は、子どもの判断をけなすようなことはしなかったでしょう。
 
塾としては、保護者様に、塾としても個として尊重した対応をしていることを伝える
ようにしています。
また、高校進学において、保護者の方が状況をつかめない、というケースも多々ありますので、
(子どもが親に話さないために)
現状どうなっているかを(特に中3の場合)、保護者にお伝えするようにしています。
尊重しながら、丁寧に穏やかに促しながら、というプロセスを踏むと、
子どもが自ら勉強に力を入れるようになる、ということが起き得ます。
自分が尊重されない状況の中では、
子どもは外界に踏み出そうとはしません。
 
 
 
 
最新情報を提供しています。
 
 
 

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