Aさん:「夫が、ホウレンソウが大好きなんです。」
うさぎ:「ホウレンソウのお浸しとか。おいしいですよね。」
Aさん:「いや、そういう系ではなく、」
うさぎ:「ホウレンソウのバター炒めですね。私もこれの方が好きですね。」
Aさん:「いや、そうじゃなくって。」
うさぎ:「そうじゃなくって???」
Aさん:「報告、連絡、相談、ですよ。報連相。」
うさぎ:「報連相をしてくれるなんて、いいじゃないですか。」
Aさん:「いえ、私にしろと、命令してくるんですよ。
子どものことを、普段見ているんだから、報告、連絡、相談、しろ、と。」
うさぎ:「それは、ちょっと痛いですね。」
Aさん:「会社の部下に命令するような感覚で命令してくるのが、嫌なんです。」
うさぎ:「そうすると、子どもに対しても、命令口調になりませんか?」
Aさん:「そうなんです。最近は、下の子も、反発するようになってきて、
上の子は、もうパパとは話す気なし、という感じです。」
うさぎ:「よくあるパターンですね。」
Aさん:「これって、どうしたらいいですか?」
うさぎ:「命令口調は辞めてほしい、ということは言ったんですよね?」
Aさん:「何度も言いましたよ。その度に、口論になるんで、もう半分、諦めています。」
うさぎ:「それでいいと思います。説得して思考パターンを変えさせるというのは、
非常に難しいです。ある程度の成功体験を積んだ中年男性は、なかなか変わらないですよ。
ご主人には、子どものことは私が全部やりますから、口出ししないでください、でいいと思います。」
Aさん:「できれば、子どもの受験に何かしら手伝って欲しかったんですけど、、、無理ですかね。」
うさぎ:「数か月、無理だと思って、様子をみたらどうでしょう。」
Aさん:「離婚しよう、とか言われませんかね。」
うさぎ:「そうなったら、子どもの受験が終ったら離婚しましょう、でいいんじゃないですか。」
Aさん:「さすがに離婚したいとまでは思わないですよ。」
うさぎ:「大丈夫です。毅然とした態度を見せた方が、好転する可能性が高い、ということです。
口論すればするほど、傷つけあうことになる訳ですから、それは避けた方がいいです。
子どもにも辛い思いをさせます。」
Aさん:「中年男性は変わらない、と言いましたよね。」
うさぎ:「簡単には変わらないですね。
でも、毅然とした姿勢を貫けば、変わる可能性はあります。
もちろん、Aさんから、離婚しよう、などとは言わないでくださいね。
あくまで、冷静に、あなたのことは尊重します、でも、私のことも尊重してください、というスタンスで。」
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