宇宙人は宇宙のどこかにいるのでしょうけど、
出会えるかというと、その確率はほぼゼロだろうと思います。
天体分野は中学受験でも出てきますが、
「太陽と地球の間をA4用紙の両端に取ったとしたら(20センチ離れているとしたら)、
太陽・地球はそれぞれどれくらいの大きさで表わされるか?」
という問いにある程度正確に答えられる小学生は、少ないだろうと思います。
テキストなどでは説明の都合上、大きく描かれますので、
かなり大き目に書く生徒ばかりだろうと思います。
実際は、太陽でさえ半径0.1センチ、地球は半径0.01ミリ、という大きさです。
このことは、我々の日常的な感覚よりもはるかに宇宙が大きい、ということを端的に示しています。
宇宙には、銀河が数千億個という単位で存在しており、
その各銀河には、およそ1000億個の恒星があります。(というのは、中学の教科書では出てきます)
火星でさえかつて生命が存在した可能性が否定できないと言われるくらいですから、
地球と同様に生命が存在する惑星がどこかにあってもおかしくありません。
宇宙人はどこかに存在するでしょう。
しかし、移動手段がありません。ロケットと言えども、音速のせいぜい数十倍という単位の速さです。
宇宙での広さは、光年という単位です。音速の10万倍もの速さが基準です。
現代科学で寿命が伸びたといってもせいぜい数十年。
仮に音速の100倍の速さで移動したとしても、比較的近いシリウスに到達するのでさえ、
10万年という時間がかかります。
また、私たちが宇宙人に出会っていないということは、他の生命体の存在する天体でも、
光速並みの移動手段を開発できるまでに文明を発達させることができていない、ということもでもあります。
地球の科学技術文明も、現状の資源の枯渇を考えれば、数百年というのは短いとしても、
1000年程度でどこか限界が来ると考える方が自然と思われます。
教育の世界で考えれば、戦後70年経過しますが、大雑把に言えば、同じような数学の教科書を
中学生は勉強しています。
累積としての技術は発達してきましたが、人間の理解力が伸びている訳ではないのです。
「やればできるようになる」を全ての事柄に適用させようとするのは、一種の近代の妄想であり、
受験や子育てにおいても、「やってもできるようになるとは限らない」という前提で臨んだ方が
健全と思われます。
「勉強しても成績が上がらないなら、中学受験する意味がない。」とお考えならば、中学受験は
辞めた方がいいかもしれません。勉強しても成績は上がらないのが普通です。
「成績が上がらないとしても、受験する意味がある。」ならば、価値のある受験になると思います。
私たちの子や孫の代には、今よりももっと科学技術で解決しがたい難題がふりかかるでしょう。
そういう時代を想定して、子どもの教育・受験というものを考えるべきだろうと思います。
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