どういう家庭教育が望ましいのか、ということについて、
一概に答えることはまず不可能です。
その家庭がどういう状況に置かれているか、千差万別です。
どこの国か?、祖父母同居か?、年齢構成は?、、、、様々な状況が想定されます。
ですので、これが望ましい、とはなかなか言えませんが、
平成8年の「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」という
中央教育審議会答申の中で、家庭教育について言及されている部分が
ありますので、貼り付けておきます。
あくまで一つの観点ですが、ご参考まで。
第2章 これからの家庭教育の在り方
(1) これからの家庭教育の在り方
家庭教育は、乳幼児期の親子のきずなの形成に始まる家族との触れ合いを通じ、[生きる力]の基礎的な資質や能力を育成するものであり、すべての教育の出発点である。
しかしながら、近年、家庭においては、過度の受験競争等に伴い、遊びなどよりも受験のための勉強重視の傾向や、日常の生活におけるしつけや感性、情操の涵養など、本来、家庭教育の役割であると考えられるものまで学校にゆだねようとする傾向のあることが指摘されている。
加えて、近年の都市化、核家族化等により地縁的つながりの中で子育ての知恵を得る機会が乏しくなったことや個人重視の風潮、テレビ等マスメディアの影響等による、人々の価値観の大きな変化に伴い、親の家庭教育に関する考え方にも変化が生じている。このようなことも背景に、無責任な放任や過保護・過干渉が見られたり、モラルの低下が生じているなど、家庭の教育力の低下が指摘されている。
我々は、こうした状況を直視し、改めて、子供の教育や人格形成に対し最終的な責任を負うのは家庭であり、子供の教育に対する責任を自覚し、家庭が本来、果たすべき役割を見つめ直していく必要があることを訴えたい。親は、子供の教育を学校だけに任せるのではなく、これからの社会を生きる子供にとって何が重要でどのような資質や能力を身に付けていけばよいのかについて深く考えていただきたい。
とりわけ、基本的な生活習慣・生活能力、豊かな情操、他人に対する思いやり、善悪の判断などの基本的倫理観、社会的なマナー、自制心や自立心など[生きる力]の基礎的な資質や能力は、家庭教育においてこそ培われるものとの認識に立ち、親がその責任を十分発揮することを望みたい。
そして、社会全体に[ゆとり]を確保する中で、家庭では、親さらには祖父母が、家族の団らんや共同体験の中で、愛情を持って子供と触れ合うとともに、時には子供に厳しく接し、[生きる力]をはぐくんでいってほしいと考える。同時に、それぞれが自らの役割を見いだし、主体的に役割を担っていくような家庭であってほしいと思う。
尚、詳細については、「21世紀を展望した我が国の教育の在り方について」という
キーワードで検索して頂ければ文科省のページでヒットしますので、そちらをご覧ください。
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