小6保護者の読者の方には申し訳ないですが、本日の内容は、
受験に役立つ内容ではありません。
実際のところ、私自身も自分の塾があり、あまり何でもかんでも書くという
訳にいきませんし、このブログも大抵更新の数日~週週間前に記事を書いていますので、
タイムリーにお役に立つ記事というのはあまりありません。
ですから、元々、あまり期待しないでお読み頂いている方もいるもしれませんが、
本日は、いつも以上に、すぐには役に立たない内容です。
中学受験するご家庭に申し上げるのは気が引けますが、
現状、中学受験生の割合がおよそ3割を超えるエリアが都内では多々ありますが、
こうしたエリアでは、災害時の”共助”が機能しにくい可能性があります。
これは実際に災害が起こってみないとわからない部分もありますが、
地域は小学校中学校を通じて繋がっている、というのが実情としてあり、
災害時に”共助”の拠点にもなり、”公助”の拠点にもなる、ということは、
過去の大災害を見ても明らかです。
中学受験率が高すぎる場合、地域の連帯が分断されている可能性が高く、
共助というのが機能しにくいと推測されます。
中学受験率は、都内では、大雑把には、1980年代までは10%程度でしたが、
1990年代から20%程度になり、2000年代に入ってからは25%程度です。
都心で大きな災害があれば、いかに災害に対して脆弱か、露呈されるでしょうし、
その時になって、私学の暴走を許した都政も非難を浴びることになると思われます。
受験は基本的にはゼロサムゲームであり、誰かが合格するということは、
誰かが不合格になるということを意味します。椅子取りゲームと同じ理屈です。
厳しい競争社会の一端がここにあり、それゆえに子どもを成長させることにもなりますが、
デメリットというのも様々な形でつきまといます。
私立中学に進学しますと、その地域に居住しながら、しかしその地域にはほとんど関係しない、
という生活になります。そういう生活が当たり前になります。隣に誰が住んでいるかわからないし、
挨拶することもない。知らない人ばかりだし、知る機会もない。自分も周囲に全く知られていない。
そういう都市社会がどれほど様々な問題の温床になることか。
と、すみません、冒頭で申し上げた通り、受験にすぐに役立つ内容ではありませんが、
受験に際し、是非一度、中学受験が社会においていかなる機能を持っているのか、
お考え頂ければ、むしろ子どもの合否というにも冷静に受け止められるのではないか、
という気もします。
受験生のそれぞれの受験が今後の成長につながるものになりますように。
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