【高校受験】【中学受験】家庭でできる道徳教育 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

ここ数週間で、中学受験クラス、高校受験クラスに、道徳の学習指導要領を配布しました。

夏休み中、幾らかでも意識してほしい、と思って説明したのですが、

以前同様、これに興味を示す生徒はあまりいません。

学習指導要領が小中学生にわかりやすいように

書かれていませんから仕方ないのですが、ただ、大人が読んでも、わかりにくく、

何をすべきかということが汲み取りづらい、と思います。


私個人の解釈を多分に含ませることになりますが、家庭での道徳教育として、

何をすべきか、ということを、学習指導要領に即して、申し上げたいと思います。


道徳の学習指導要領は、4領域で記載されています。

1.どういう自己を形成するべきか

2.いかに他者と関わるか

3.自然とどう関わるべきか

4.社会とどう関わるべきか

という4領域です。順番に申し上げていきます。


1.どういう自己を形成するべきか

勤勉なる自己を獲得する、ということがこの領域での最重要項目だと思います。

エリクソンが児童期の発達課題を勤勉性の獲得としています。

家庭では、規則ある家事手伝いをさせること、だと思います。

何らかの家事手伝いを担当させ、できればほめる、褒美がある、感謝される、

やらなければ怒られる、罰がある、褒美が無い、感謝されないというものです。



2.いかに他者と関わるか

孔子が2500年前に指摘している通り、思いやりと礼儀、だと思います。

子どもの中に潜む善性を引き出し、礼儀を教えていくことです。

礼儀というのはやや儒教的になりますが、日本社会の根底に儒教道徳が

根強くあることを考えれば、礼儀を教えることは適切だと思います。


3.自然とどう関わるべきか

自然は逆らうべくもなく強大なもの、素晴らしいもの、幸せを与えてくれるもの、

という感覚を持てる体験をさせること。


4.社会とどう関わるべきか

伝記を読ませること、日本にも世界にもたくさんの偉人がいたということを伝えること、です。

様々な人の偉大な営みによって今がある、誰しもそういう偉大な人間になる可能性がある、

ということを理解させていくことです。

これは、共同体の価値を伝えることでもあり、勤勉性の獲得にも寄与するものです。



学習成果を最大化するのに最も大きく寄与する要件は、学習への動機づけです。

素晴らしい学習方法があったとしても、モチベーションが低ければ成果は期待できません。

世の中に勉強法のハウツー本は山ほどありますが、モチベーションを上げる方法は

あまり書かれていません。せいぜい、志望校に行く、目標を紙に書いて貼っておく、

自己暗示をかける、ほめてあげる、環境を変える、とか、その類です。

短期的にはこれらは幾らかの効果を持ちますが、中長期にわたって

勉強へのモチベーションを維持させるのは困難と思います。

長期にわたって勉強へのモチベーションを高める方法としては、

道徳性によるアプローチの方がはるかに意味を持つと思います。

道徳教育ということ小難しいもののように思われるかもしれませんが、

道徳教育=心の教育、と考えて、夏休み、ご家庭で取り組んで頂ければと思います。



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