【中学受験でも高校受験でも使えるもの】
速読法、などど期待させるようなタイトルをつけながら、恐縮ですが、
速く読めるようになるための特別な方法というのは、”基本的には”、ない、と思います。
速読と名のつく本は何冊も読んだことはありますが、率直に言って、たいした効果はありません。
速読の有料の講座もあるようですが、恐らく、さほどの効果をもたらすものだとは私には思えません。
というようなことを言ってしまうと、身も蓋もないのですが、
速く読めるようになるための方法が、全くない訳でもない、とも思います。
まず、語彙力(国語力、読解力と言ってもいいもの)をつけることです。
これは地道に辞書を使ったり色々な物を読んでいくことです。
そうして、その言葉を見ただけで、あっ、これはこの後こんな内容が来るぞ、と予想できるようになれば、
自然と読むのは速くなります。これが速く読めるかどうか、最大の決定要因です。
説明文・論説文については、ある程度、色々なものを読めるようになれば、大体の話の流れが
わかるようになります。言いたいことは最後の方に来ることが多いとか、さて、というような接続詞の後から、
話の流れが変わりやすいとか。この部分は、塾の国語の授業が役に立つと思います。
後は、短い時間で読ませる、という方法があります。
国語のテキストで、A4で1.5ページ分程度の分量なら、2分程度、というギリギリ読み終わらないくらいの時間を
設定して、タイマーで時間を計り、その時間内で出来る限り内容をつかませる、というものです。
ある程度の効果はあると思います。
ご家庭でできるようでしたらやってみてもいいかもしれません。
ただ、緊張感がないとどうにもできないのものです。
受験学年でなければ、無理してやる必要ないと思います。
(これは、私が思いついた方法で、自分の授業ではやっています。)
個人的な話になりますが、私自身は、モノにもよりますが、1冊の本を5分とか10分で読むことが多いです。
著者には申し訳ないと思うこともあります。
しかし、何箇所か大事そうなところだけ読んで、あとはパラパラめくれば、大体どういう本なのか、
ということはわかります。これを速読というのかどうかわかりませんが、どういう本かというのが
わかるなら、それでいいじゃないか、と思っています。有料の講座を受講しても、
これ以上速く読めるようになるとは到底思えません。
しかし、重みのある本、力量ある筆者が苦労されて書かれた本は、
5分でわかったということになるはずがありません。
どんなものでも短時間で読めます、というようにうたっている速読法がありますが、
そのような本まで短時間でわかることのできるはずがありません。
ものによっては、一生かけて研究している方々がいらっしゃいます。
そのようなものまで速読法が通用するという方法論があるとはちょっと思えません。
たとえば、辞書。辞書なんて速読できるはずないと思うのです。
ということで、結局、私と同じような読み方をされている方というのは、多いのではないでしょうか。
ゆったり一字一句読んでいたら、いくら時間があったって足りません。
あれ読まなきゃな~、と思いつつ、ほったらかしにしていた本の山を、図書館返却間際になって、
私は一気に読みます。(怠け者の読み方、という風に言えるのかもしれません)
といっても、モノによります。小説はそんな読み方しませんし、教科書的なものや学術的なものも無理です。
教科書的なものは、何度も繰り返し読みます。
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