といった点について言及しました。
ただ、注意すべき点もあります。
「志望校選びが死亡校選びになってしまった」というようなことにならないために、
(すみません、コテコテでした(笑))
注意すべき点を十分に踏まえて、偏差値を見て下さい。
9.偏差値についての注意点3
首都圏模試の中堅付近の学校の多くは、2/4、2/5にも入試を設定していますが、募集数が少ないことが多々あります。
そうすると、「偶然優秀な生徒が多く受験した」という偶然の要因が結果に影響を与えやすくなります。
募集数が数十名の場合は、やや合格可能性を低めに見積もる必要があります。
10.偏差値についての注意点4
模擬試験は年内で終わりです。12月中旬に受けたものが最後の結果となります。
しかし、本番の入試は都内なら2月1日からです。1.5カ月もあります。
模擬試験の結果は確かに信頼するに足るものですが、それは、受験直前まで、それまで同様の
ペースで勉強できた場合に限られます。
もし、12月から1月にかけて、大幅に勉強のペースが落ちる場合は、合格可能性を
低く見積もらなければなりません。
以前にも申し上げましたが、12月・1月の直前期の学習は重要です。合否を左右します。
子どものペースが落ちている、維持できているか、という点は、大手進学塾さんでは把握できないと
思いますので、ご家庭で注意して様子をみるようにして下さい
(過去問の出来具合で判断するのもいい方法だと思います。私の塾では、
私が4教科全部見ていますので、授業の様子、宿題の消化具合、過去問の出来具合などを
注意して見ています。)
11.偏差値についての注意点5
偏差値は人間の能力の一部を測る指標にしか過ぎません。
計測されているのは、数的知能、言語知能の一部にしか過ぎません。
対人関係能力、運動能力、芸術的知能、音楽的知能、道徳観倫理観、といったものは
全くはかられていません。
また、偏差値は、現時点での状況を数値化しているに過ぎません。
今後の能力を保証するものではありません。偏差値50の中学に入学しても、
大学受験では、偏差値60の中学に入学した生徒よりも難しい大学に入学することは珍しくない、
という現状が、その証左です。知能検査でさえ、5年、10年程度のスパンでは、
必ずしも安定した結果を示さない、という報告もあります。
偏差値をもって将来にわたる人間の価値が決まるかのような考え方を、お子さんに植え付けないようにしてください。
(偏差値について、次回がフィナーレです。)
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(2011年10月7日のメルマガ第35号に加筆)
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