「算数の計算問題はできるのに、応用問題はできない」という声もよく聞きます。
これに対して、
「読解力が足りないから、算数の応用問題ができないのだ。」
と分析される方が多いと思います。
指導者側でもこういう認識をお持ちの方がいます。
しかし、その分析の逆をとると、
「算数の応用問題ができるということは、読解力がある。」
となります。
??? これはおかしいと気付きます。例外がいくらでもありそうだと気付きます。
いわゆる“理系”の子どもは、算数で高得点を取り、国語の読解を苦手にします。
読解力があるから算数の応用問題ができる訳ではなくて、
算数の力があるから読解力がないとしても応用問題ができるのです。
国語の読解の得点と、算数の応用問題の得点との正の相関関係はありません。
ですから、「読解は得意だけど算数の応用問題はできない」という
子どもは多いと思いますが、“あなたは読解力が足りないのよ。”というアドバイスは
しないようにしていただきたいと思います。そういう子どもは、いわゆる“文系”
の子どもに多く、国語に対する自信が“生命線”であることが少なからずあります。
“自分は国語は本当はできないのか”と国語まで自信を失ってしまうこと
になってしまいます。
(2011年4月22日のメルマガ第3号から)
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