三和 導代 です。
私に課された宿題は私の先祖の名前を調べることでした。両親から特に母親から生前、自分の両親や祖父母のは話しは聞かされていました。しかしその時は何気なくですので、今となってははっきりとした名前と出身地もあやふやです。父方の祖父母は私が生まれる前に他界していますので、位牌やお墓で名前を見ていましたので、名前だけははっきり覚えていました。
母方は祖父とは遊んでもらいお年玉も毎年もらっていましたので名前はしっかり記憶していました。しかし祖母は私が小さい頃から寝たきりで一緒に遊んだこともなく他界してしまいましたので、名前の忘れていました。小さい頃、母の実家に帰ると脳卒中で口がきけない祖母がとても恐ろしかったことことを覚えています。話しかけられても同居していなかった小さい私には、ただ怖いという存在でしかなかったのです。
母は年を老いると共に昔のことをよく思い出して子供時代の話をしてくれました。母の兄弟、両親、祖父母、複雑な血縁関係を聞かせてくれました。しかしその時はメモを取ることもなくいつも聞き流していましたので、今とはっては祖父の名前しか覚えていないという残念な結果でした。今は亡き母に申し訳ない思いでした。
そこで思いついたのが市役所に残る戸籍を辿ることでした。幸いなことに私の両親は私が住む町に生まれ育った人でしたので、難しい作業ではありませんでした。まずは父方から、祖父母、さらにその前の先祖と辿ることができるのです。つまり戸籍が残っている限りですが。旧字体で書かれていますので、恥ずかしながら平仮名が読めずに、祖母以前の女性のひらがなが読めずに四苦八苦はしました。しかしながら、この戸籍のお陰でかなり辿ることができました。
この戸籍謄本は無料ではありません。1部500円ですので、さかのぼるごとに料金はかかりますが、両親共々の家系を辿ることができました。手書きの難しい日本語を解読するのも難儀でした。しかしお陰様で、母が以前に話してくれていた家を守るために再婚再婚を繰り返した複雑な昔の経緯を思い出すことができました。沢山の既に亡くなった親戚の人々や祖先の名前を見ることは、私にとって驚きであると同時にこれだけのに人々のDNAが組み込まれているのことを再確認しました。
私の中のDNA調査、楽しい体験でした。