大安寺の仏像 in 上野国立博物館 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和 導代 です。

 

一昨日、久しぶりに上野の国立博物館に行っていました。入場の前に東京都美術館にある太平洋戦争の東京大空襲を経験して一部が炭化したイチョウの木にご挨拶をしました。地球上には様々な樹木が生息してます。人間より先に創造された樹々と人間は共存するべきであることを忘れて、森林伐採を続ける人間の愚かさを痛感するこの頃です。

 

1昨年も代々木公園の樹々を1000本伐採すると言った信じられない計画が発表されましたが、心ある人々の反対により食い止めることができました。樹々は樹々通しのテレパシーによって遠方の樹々と会話をすることができます。つまり古樹はに人間よりはるか前からの歴史や記憶を持っているのです。人間から見ますと言葉を発しない樹々をずっと無視続けてきた功罪はとても大きいかと。

 

さて本題です。国立博物館の1年パス(1年間2,500円、東京の他、九州、京都、奈良の国立博物館の常設展は何度入っても無料)を購入し、お目当ての特別企画・大安寺の仏像展、令和5年 新指定 国宝・重要文化財、そしていつも必ず訪れる考古学の常設展示室へ。

 

昨年、奈良の大安寺、京都国立博物館で開催されていました大安寺展にも行っておりましたので、是非また大安寺の仏像を見たいという思いでした。奈良の大安寺は日本で最初に国によって建てられた寺院です。大安寺に伝わる奈良時代の仏像群はいずれも一本造りです。大安寺には奈良時代には900名ほどの僧侶が住み、海外からの日本の仏教界に影響を与え僧侶がも多く滞在していました。

 

今回の展示の中でも四天王立像に注意が向けられました。先週、三輪山で10年以上前に出会った友人と再会し、大阪の四天王寺の資料をいただき、読んでいたからです。つまり聖徳太子ゆかりの2つの寺院であり、東京で特別料金を払わず見られるのはとてもラッキーです。

 

私が行く三重県菰野町にある尾高観音に安置されている聖徳太子が作られてたと言われている千手観音は、実は奈良県大安寺からよってきたという伝説があります。ですから菰野町のお隣は大安町という町の名前になっています。町名は千手観音が元々安置されていたと言われる大安寺から名付けられたものです。大安町の図書館では大安寺の資料を調べることもできます。

 

仏教界には縁が薄い私ですが、2月22日は聖徳太子の日として制定されています。今月は岡山に出張がありますので、その帰りに大阪の四天王寺を訪れる予定にしています。その中でも聖徳太子の御霊を祀る精霊院です。2月22日は東京で竹内文書勉強会がありますので、その際に潜められた菰野町の歴史にも言及する予定です。

 

この大安寺の仏像展は上野の国立博物館にて3月19日(日)まで開催されています。1階のインフォ名―ションセンターで無料にて今回の大安寺の仏像展の写真集を頂けます。。是非、お立ち寄りください。外に並べていませんので、お声をかければ良いかと覆います。上野公園は樹々も多く都会であっても憩いの場となっています。