三和 導代 です。
夏休みも後半となりました。前半はこれまでの押せ押せの仕事でてんてこ舞い、報告書提出に2日間貫徹、久々に学生時代を思い出しました。いつもいつも締め切り前にダッシュし結果オーライとする人生は未だの変わりません。でも結局は人生何とかなるものです。
信州の南の玄関口である南アルプスと中央アルプスに囲まれた長野県駒ケ根市に先々週末滞在していました。昨年の同時期も滞在していました。両側のアルプスの間には天竜川が流れ、山あり川ありの自然豊かな場所です。ここは東京から行きますと電車ではアクセスは良くありませんので、新宿からは高速バスが便利です。駅前は何となくさびれた町の雰囲気ではありますが、アルプスに囲まれた静かな街です。
ここはJR東海の管轄で、SUICAやパスモなどのカードが使用できずに車内には車掌が回っており、現金で切符を購入するというレトロな電車です。
中央構造線の谷がが南北に走る長野県伊那地方です。そのようなことから駒ヶ根のと隣町にある伊那市創造館では伊那谷の大地の不思議を知ることができる地質展示室を常設されています。伊那市では日本にある岩石の大半を見ることができます。また、恐竜時代に生きた1億2000万年前のアンモナイト・サンカクガイの化石や2200万年前の巨大なカキの化石も採集できます。日本の古い地質学上の歴史を学べる場所。昨年に引き続き、見学に行きました。
また私の大好きな土偶として御殿場遺跡から出土した
縄文時代中期後葉
の国重要文化財指定の顔面付釣手形土器がお勧めです。この土器は、ひもを通してつるす部分が付けられた鉢形の土器です。人面の装飾がほどこされ、両側には5本の指のようなものが表現されていて、大きな手が土器を抱えているようにも見えます。釣り型土器は一つの集落遺跡の中から、まれにしか出土しない土器で、祭祀などで使われていたそうです。
私は海はちょっと苦手ですが、山と川の景色は大好きです。また来年も行きたい場所の一つです。