知里幸恵とアイヌ神揺集 | 竹内文書の世界を旅する三和導代のブログ

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三和  導代 です。

 

8月最終のこの一週間はアイヌ語とアイヌ文化の研修の時期です。間に合わないフランス語の授業の予習のために電車の中で必死に電子辞書と悪戦苦闘している姿はちょっと恥ずかしくてお見せできないのですが。

 

昨日の定例のアイヌ語講座で見せられました知里幸恵さんの稀に見る才能とそしてアイヌ民族の誇りを命をかけて守り続けた姿に涙するものがありました。

 

知里幸恵こと現在にまでアイヌの口承文学を文字としてずそして本として後世まで残す「アイヌ神揺集」を残した天才女性でした。

 

金田一京介に才能を認められ、命を削ってまでも金田一京介と共に完成されたアイヌ叙事詩です。日本語とアイヌ語が完璧、そして文章力のある彼女にしかできなかった仕事です。

 

1922年に19才という本当に若くして亡くなりました。本日もアイヌ啓蒙セミナーにてこのアイヌ神揺を北原次郎太先生よりご紹介いただきました。誠に美しいアイヌの叙事詩を日本語で現在の私たちに残してくださった方です。